オーディオ・ベースマン見たり聴いたり あらえびす記念館 その②・・SP盤、CDで聴けるぜ!。

あらえびす(野村胡堂)記念館のSP盤。ベートーヴェン交響曲第7番 イ長調 作品92。指揮 アルトゥーロ・トスカニーニ ニューヨークフィルハーモニック管弦楽団。おそらく、1936年録音。あらえびすレコード定期コンサート 第292回 令和元年10月20日(日)。家に帰って、「オーパス蔵」のCDをドキドキしながら聴いた。
オーパス蔵のCD。ベートーヴェン交響曲第7番・ヴァイオリン協奏曲 トスカニーニ、ハイフェッツ。7番は1936年録音、ヴァイオリン協奏曲は1940年録音。SPからレコードに復刻、それをCDに板起こし(録音)したもの。SP盤と比べても納得の音質。ガッカリしなくてよかった。

竹林の火事。今では、焚火は日本全国ほぼ禁止。昔は、焚火で色々なものを燃やした。小竹をくべる(焚火の中に入れること)と「パチ、パチ」と激しい音を立てて燃えた。竹林が火事になるとその燃焼音は凄かった。あらえびす記念館で聴くSP(Short Play)盤。竹林の火事かと聴き惑う針音ノイズ(それほどでもない)。それが気にならなければ、もしくは、その針音を聞き逃すことが、できれば、SP盤の音はイイ。楽器の持つ音の色、艶の再生が絶品だ。

SP盤には手が届かない。が、現代に生きる我々は幸せです。そのSPを再生しCDに復刻(板起こし、盤起こしとかいう。LPレコードも同様)したものが出ている。しかも、イマイチ人気がないので、格安中古数多し。写真の「オーパス蔵」、「英SYMPOSIUM」など忠実に復刻してくださる良心的(物好きな)メーカーがあります。音質はというと、写真のCD、SPからレコードに復刻、それを「板起こし」したCDだが、SP盤の魅力を88%までは引き出している。10%は、比較試聴不可、結論付けできない部分。ただ、どうしても2%、SPの魅力は後退している。