オーディオ・ベースマン見たり聴いたり ヤマハ、ソリッド 聴き比べ その①・・圧倒的にヤマハだが…。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり ヤマハ、ソリッド 聴き比べ その①・・圧倒的にヤマハだが…。

今、ヤマハ GT-5000とアコースティック・ソリッド マシーン・スモールの聴き比べができる。オーケストラでは、ヤマハに太刀打ちできなかったが、音質の悪い下のLPを聴いたら、ソリッド・マシーンの方がカッコよく聴こえた。

フィル・ウッズとヨーロピアン・リズム・マシーン。ALIVE AND WELL IN PARIS。カッコいいアルバムだ。

店主・細川さんが言う「(ソリッド・マシーンは)低域が細い」(注)。確かに、その通り。そして、出てくる音の音数が圧倒的に少ない。ただ、少ないながらも出てくる音、コントラストが高く、一音、一音の強弱がはっきりして聴きとりやすい。魅力があった。弦楽四重奏曲、ウェラー(ヴェラー)弦楽四重奏団の演奏を聴いた時にも、お互いの音楽を聴きながら演奏している感じ、「なにかやっている」といったようなものが、GT-5000より感じられた。解像力の高いGT-5000の高解像が災いし、色々な音が聴こえすぎて、「ちょっと、僕の聴力、感性では追いつかない…のかな?。負担かな?」とも思える。

以前、ベースマン店主・細川さんが在京のオーケストラでコントラバス奏者だった方から、ボウイング(運弓)を指導していただいた時期がある。ある日、レッスンも終わり、B&W800Dとタンノイ・オートグラフを聴いてもらった。B&W=「オーディオを聴く方たちは、このような音を聴いていらっしゃるのですね。私には、ちょっと…」。オートグラフ=「ヴィオラの音が少し違うかなぁ。あとはいいと思います。オケの中で(各)コントラバス(奏者)がどう弾いているのか。そこを聴いて欲しいです」。このような感想だったと、細川さんから聞いた記憶が僕にある。なお、全部の楽器ではなく、弦楽器に関しての事だと思う。

(注)すいません。店主のコメントを聴き間違えました。正確には「低域が遅い」でした。やはり、歳のせいか聴き間違えが増えてる…のかも。僕としては、ソリッド・マシンは、低域ボリュームが欠けて聴こえます。