オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ A-48 その②・・女性ボーカル専用機!?。
- 2020.05.02
- オーディオ
「女性ボーカルの色気、艶、その部分ではA-250より上」。昨年の東京インターナショナル・オーディオショー。アキュフェーズ・A-48開発担当者は、セールスポイントをそう強調した。まず、オーディオ的な性能でA-75と比較すれば、高域は伸びず、少々、くすむ。低域は、ダンピングが弱く、分解力も弱い。しかし、店主がいう「中間帯域のSN比が高い」。その影響か、A-75より「色気、艶」のある再生音、その帯域、解像力も高いのか、スピーカーの真ん中に等身大で、焦点があう音像を構築。この音、魅力を感じた。ボーカリストが、いかに歌い、いかなる感情、情景を、伝えたいのか良く解る。
比較に使ったCDは左右の写真の2点。ジーナ・ロドウィックさん。トラック14 Tears In Heaven。僕、この曲、歌詞の内容は知りません。「悲しいことがあったけど、それを忘れ、前向きな気持ちで、上を向いて歩こう。そうして元気をだして日々を過ごそう。…でも、やっぱり悲しい」と僕には聴こえる。いいぞ!。A-48!。白井光子さん。この方の魅力は、「ハツラツ」と「瑞々(みずみず)」しく「明鏡止水」のごとく「誠心誠意」な歌唱。清らかで鮮度が高い感動を与える。最高だぁ、A-48!!。開発者が狙った通り、女性ボーカルで最大の効果を上げている。
ボーカル帯域。A-250は、「高飛車で尊大な感じ」。A-75は、「才気煥発」。それに比し、A-48は「謙虚」。僕にはそう聴こえる。皆さんには、どのように聴こえますか?。
「細川さん、A-48を店のリファレンスにしたいと以前、言ってましたね」。「ええ」。ちょっと間があって「…でも、私は、少し低域がでないので、やはり、A-75がいいかなと思ってます」。相変わらず、低域表現に拘る店主。「低域はいらない」と思っている僕とは、正反対です。
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