オーディオ・ベースマン見たり聴いたり ジャズドラマー・松尾 明「and alone」・・やる気さえあれば。
- 2020.06.05
- CD レコード
「細川さん、現代のジャズ、ライブでこんな感じの演奏をするのですか?」。「いいえ、やりません」。「では、このCDの音楽はオーディオ的な演奏なんですね」「そうだと思います」。
「現代最先端高音質録音」とはこのようなオーディオ的な音質性能(?)を見せつける(聴かせる)CDをいうのではないだろうか。素晴らしい録音のCD。日本録音技術の素晴らしさを体感(体験)できる。やる気さえあれば、スピーカーの前に座る門外漢(ジャズに興味の無い人)な聴衆を唸らせる作品ができるという見本だ。ジャケットの帯には【2インチモンスターテープによる究極の高音質アナログ録音】とある。「CDプレスだったらデジタル録音でいいんじゃないの?、なんでアナログ録音なの」とイマイチ、腑に落ちない。小冊子にANBIVALENCE・レーベルを立ち上げた、MAYAさんのオーディオ解説が詳しく載っています。
僕ら岩手県人として注目は宮古市出身のトランぺッターの牧原 正洋さん。やさぐれて(不良っぽく)、ちょっと影が薄い音。「場末のライブハウス」で寂しくラッパを吹くような感じが、僕は気に入りました。このような方が三陸から輩出されていたのですね。
2020年 6月16日 追加
ベーシスト・細川 茂雄、つまり店主ですが。五年ほど前、牧原 正洋さんと水沢のライブハウスで共演したことがあるという。当時、水沢のライブ時のベーシストが中々、決まらず、巡りめぐって細川さんに話が来たとの事。リハーサル時、ピアニストと音を出してすぐ、「おっ、これは合うな!。イイ感じ」と思ったそうだ。その時、バンドは、東北を何か所か回ったらしいが、「水沢のベーシストが一番良かった」との話が後から漏れ伝わってきたという。ジャズメンらしい一コマ。いい話だ。
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