オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ P-4500・・VS A-48。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ P-4500・・VS A-48。

「これは、比較して聴かないとまずい」。店主、A-48を聴いた後、P-4500に繋ぎ変え暫(しば)し試聴。思わずその言葉を発した。P-4500が、地から足の離れた腰高な音。一方、A-48が、足が地に着いた重心の低い音。まるで、正反対の音質。 コントロールアンプ C-2450とともに3月2日まで試聴できます。

試聴CD。店主は、ゴメスのベースの音だけを僕は、エヴァンスのピアノだけ聴いてました。

「わたし、ベースの音。ベースの音が伸びあがり、スウィングしているP-4500(の方)が好みです」。「確かに、楽器の質感は、A-48の方が上。(エヴァンスが弾く)ピアノのハーモニーがいいし(A-48が低域の力感、分解力がよく)重心が太く、低い。(高域は)シンバルの音は、薄いけど、響きの広がりがある」。「だが、」と付け加える。「(A-48の)ベースの音にバネがない。P-4500には、バネがある(そこが大変イイ)」。「ジャズを聴くなら、私は、4500を選びます」と店主。A-48が、SN比に優れ、強力な解像度で一音一音のコントラストを上げ、 高密度ながら ”繊細かつ濃厚な音”。かたや、P-4500は、繊細さ具体性に欠けるが、音が発せられた時の混じりっ気のないナチュナルな躍動感、スピード感、軽快さを重視した 「サラリ」とした”明快かつ明朗な音”。

ジャズ、オーケストラ(音の広がり、オーケストレーションが上)、ポップス、ロック、フュージョンなら、P-4500が合う。弦楽、声楽、独奏楽器ならA-48。打楽器、管楽器は、良く判らない。

P-4500とA-48の比較。本能のAB級アンプを取るか、理詰めのA級アンプに軍配を上げるのか、あなたの答えは、如何なものだろう。もちろん、答えは、ベースマンにある。