オーディオ・ベースマン見たり聴いたり パラダイム ファウンダー40B その①・・低音に魅力。
- 2021.05.05
- オーディオ
B&W705 S2との比較試聴。ベースマン店主・細川茂雄。製品の最終評価は、ベースの音で決める。試聴は、レコード。 ポール・デスモンド の「ファースト・プレイス・アゲイン」(国内盤)。そのバンドのベーシスト、パーシー・ヒースのベースがポイント。「ヒースが弾くベースの(ベースという楽器の持つ本質に根ざす音がして)音質が凄くいい」。
「(705に比べ)ベースの四本ある弦のうち、最もローエンド、55Hzより下が出る弦の音が出てこない。音が出てない。が、(低音を出そうと無理に)欲張らず、その上の残り三本の弦(の音)は、(確実に)出している。(そのため、音が出る)タイミングは、早いし、非常にリズミカルで(音が)弾む」。続けて、「(それに対し)B&Wは、下へ下へと欲張って(低音)を出している。バスレフの良くない部分、低音のノリが遅くなる」とベースの質感の違いを説明。「705は、(低音に関して言うと)ウーハーがついていかない。ツィーターで高域を引っ張っているためか、(高域の音に)芯があるが(低域表現が今一つなため)音が窮屈(な感じです)」。「(逆に、パラダイムは)、中音にふくらみがあり(音が)前に出てくるから、全体の音が、 朗々と鳴り、 伸びやかです」とパラダイムの全体的な印象を締めくくった。
今後、展示、試聴できる予定です。ベースマンでのスピーカーの選択肢が広がります。
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