オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ DP/DC-1000 歴史は動いた。その①・・指がもつれない!

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ DP/DC-1000 歴史は動いた。その①・・指がもつれない!

アキュフェーズ・トランスポートDP-1000、ディジタル・プロセッサーDC-1000。計275万円ほど。梱包を外し、ラックにセット。店主、キース・ジャレットの「アット・ザ・ブルーノート」からCDを取り出し、まず、DP-950で試聴。その後、DP-1000のトレイにセット。読み取りを確認して、プレイ・ボタンを。間もなく、「音が早い!」と感嘆。そして、こうも言った「キースの指がもつれない(指の動きがスムーズ)。950ではもつれていた」。DP/DC-1000を購入された方が来店なされました。

嶋護(しままもる)さんの一枚。「ワルツ・フォー・デビイ」。VDJ-1536。CD化最初期盤。1986年発売。これまで、CD、SACD化された中では最高音質か?(いや、だ)。

このCDプレイヤーを購入した方は、DP-750をお使いでした。最近では、キースのピアノ独奏、ライブ盤をよく聴いているとの事。「(キースが)苦しみながらも、悶えながらも、(終盤になると)未来に明るい光を見出す音色、演奏が聴こえる(そこがいい)」。その方が、DP-1000でキースのCDを試聴、感動してこう語りました。「750では、キース・ジャレットが弾くピアノのフレーズ、そのフレーズの音が残ったまま次の音が弾かれてしまう。音が混じって重なる。(その重なりに)違和感があった。それが、(DP-1000では)ない。(音が重なる原因が、)自身の(スピーカーなどの)セッテイングなのか、それともCD盤のためなのか、わからなかった。DP-1000にしたら違った(改善された)。(各フレーズの)音がしっかり聴こえる。感動が深まりました」。店主、「それは、‘キースの指がもつれて聴こえる’ということと同じですね」と問いかけ。お客様は頷き、「以前、店に入った時、ブルーノートのNo.4が950でかかって(再生されている)ました。その時、『素晴らしい!』と思った」。「それで、950にしようか(750に不満があった私は、購入しよう)と思ったが、細川さんに、『新製品が間もなく出ますから』と言われ、それで、(購入)予約を入れました」。「大正解でした。キースの即興演奏で(私の求める)その効果(私の琴線に触れる音)を存分に発揮しています」

お客様が店を育て、店がお客様を育てる。そして、お客様と店の一体となった要求に応(こた)えることがメーカーを進化、深化させる。二人の会話を聴きながら、ふと、そのように思った。

そして、このCDプレイヤー。レコードを凌駕した。