オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ DP/DC-1000 歴史は動いた。その②・・力強い!
- 2021.08.10
- オーディオ
「DP/DC-950をレコードと比べ聴くと、スピードが別物(の感じがして)レコードの方が音が速かった。(レコードの方が)音が速いし、(950の)音は、カドが丸まっている。ですが、(DP/DC-)1000の音は違う」と店主が唸る。
「(DC/DP-1000は、音のカドが立ち)生々しい。音の伸びも1000の方がいい。(950で使用した CDの音が)違う録音に聴こえる。そして、力強い!。EMTやガラード(といった)レコードプレイヤーに感じるトルク、力強さを感じる」。「アナログの伸びやかさ、ある種の安心感、心地よさ(があり、そのうえ)、透明感もあって、曇りもない」と評価。「その上、950より、リズムがたつ」と付け加えた。
試聴も一段落して、お客様と雑談に。お客様がかつてDP-510を使用していた頃。「510の接続方法でわからない点があり、アキュフェーズに電話、問い合わせをしました。そうしたら、すぐに、電話口に技術担当者が出てきて、接続方法を教えてもらった事がありました」と回想する。「そのような事もあったので、新製品を買った時、返送するハガキには、(購入した)店の名前、要望とか全て書き込んで、出しています」。「アキュフェーズは、あのハガキに書かれていることを重視してます」と店主。「アキュフェーズの試聴会は、営業と製品開発技術者が、アンプを担いで全国を回ってます。そして、開発者自身の言葉で商品説明(自身が好きな音質、ジャンルを含め)をしています。‘地方巡業’と言ってもいい地味な活動です。おそらく、お客さんも気軽に質問が出来て、一般のお客さんと話す機会は多いのでしょう。それで、お客さんとの会話に慣れているので対応も早いのでしょうね」と僕。
T・レビットの著書『マーケティング論』ダイヤモンド社 2021 3月29日 第3刷発刊 316ページにこう書いてある。「マーケティングとは要するに、顧客を獲得して、それを維持するための活動である」
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