オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ E-650 その②・・その①とは真逆!

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ E-650 その②・・その①とは真逆!

アキュフェーズ A級アンプ・A-650。73万円ほど。その音は、ウーン、ウーン、僕の耳、比較試聴に‘熱が入り過ぎ’、おかしくなったに違いない。今回の比較試聴、思わぬ発見が。物差し(基準、リファレンス)は、同社のプリアンプ・C-3900と同パワーアンプのA-75。スピーカー(SP)は、B&W802D3。C-3900+A75の組み合わせだと、右と左のSPの位相(この言葉が適切でないかもしれない)もしくは位置が、合ってないのが判る。右が微妙に合ってない(注)。その事実は、プリメインアンプ(E-800、E-5000を含む)では、判らなかった。

E-800。少しだけ、音の背景に濁りが…。

帯域の広さが⑤なのに高域表現、低域表現などが落ちるのは、矛盾があると思うので、あまり真剣に読まないでください。僕が、そう感じた印象です。帯域の広さ⑤、解像力③、SN比④、高域表現(伸びすぎず、詰まらず)③、中間表現(膨らまず、こもらず)④、低域表現(締まり)③、コントラスト③、制動力(歪みがない感じ)④、透明感③、繊細性④、音の輪郭、中庸、音の出足 やや遅い、音の鮮度 上、質感・密度⑤、デザイン(かわり映えしない)③。特長、A級アンプの繊細な、柔らかい表現。難点、音の背景が曇っている。AB級アンプの透明感のあるクリアな音の後なので、そう聴こえたのかもしれない。そのためか、高域、低域ともに伸び切らない印象。適性、ボーカル、弦楽器、管楽器 など質感重視の音楽で。寸評、しつこいようだが、AB級アンプの躍動感に比べ、まったりとした音の印象。過去に報告したその①と書いてあることが、まるで逆。なんと、オーディオは恐ろしい。改めて、‘比較試聴の怖さ’を痛感。

人間の年齢に例(たと)えると、50代半ばから60代半ばぐらい。年金生活も見えてきて、”老後安泰”を感じすぎ。「まったりとした」人生を送るより、これからの人生(残りの人生ではありません)、「如何に生きるべきか 」を考えたい。

(注)今のB&W802D3の位置。左SPは、壁が近いが、右SPは、壁から遠い。そのためか、右の音が抜けている感じがする。それが、判るのが、セパレートアンプのC-3900とA75の組み合わせ。ただ、これは、何年も通い、入念に聴き込んでの事で、普段は、気にならない。各種製品の音質、性能は、現状でも十分判断できる。