オーディオ・ベースマン見たり聴いたり OPUS DE JAZZとデュエッツ1976・・対照的な音楽だ。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり OPUS DE JAZZとデュエッツ1976・・対照的な音楽だ。

あおのりさんの「LPとCDを聴く」から、気になった盤。それを、ベースマンで聴きました。聴こえ方は、人それぞれ。音楽として聴くなら「OPUS~」、オーディオ的に聴くなら「デュエッツ1976」。試聴は、ひとひねり。レコードプレイヤーとカートリッジ。アコーステック・ソリッド・マシーン・スモールとアキュフェーズのカートリッジ・AC-6の組み合わせとマイクロ精機の RX-5000とシェアのカートリッジ・タイプⅢの連合、2機種で聴き比べ。音質評価は、佐野元春さんの「SOMEDAY」を②とした時の印象。()内がマイクロwithシェアの印象。

これは、各楽器をモノラル録音して、左右のSPから音を出しているのだろうか?。

まず、「OPUS~」。録音はあまり良くない。感銘度⑤(⑤)、 帯域の広さ③(③)、解像度④(③)、SN比③(③)、高域表現④(③)、中間帯域の表現④(③)、低域表現③(③)、コントラスト③(③)、音像定位・モノラル録音なのでセンター、空間表現 もう少し奥行きが欲しい。音の鮮度 上(上)。 寸評、 高SN比で低歪みであればよかった。ジャズというより、ムードミュージック。齢60近い僕がいうのも変だけど『大人の音楽』。鷹揚とか静けさ、落ち着きといった言葉が良く似合う。構えたところがない、自然体の演奏。 健康的な音楽。午前中から聴くことが出来る。 実演を聴きたい。ミルト・ジャクソンさんは、いい音楽家(演奏家?)だ。比較として、1962年頃のビル・エヴァンス・トリオが、いい意味で、若々しく、アンちゃん達の音楽に聴こえる。オーディオ的性能は落ちるが、このLPは、マイクロとシェアの太い音で聴きたい。

「デュエッツ1976 アンソニー・ブラクストン&リチャード・エイブラムス」 。ハッキリ、クッキリ、スッキリした録音。ソリッド&AC-6で聴きたい。感銘度⑤(③)、 帯域の広さ④(③)、解像度⑤(③)、SN比④(③)、高域表現⑤(②)、中間帯域の表現④(④)、低域表現④(④)、コントラスト⑤(③)、音像定位⑤(③)、空間表現 前後左右に広がる(広がらない)音の鮮度 特(上)。 寸評 、ジャズに興味のない僕。ライナーノーツ、すなわち解説文を読むが、ややこし過ぎる。 ‘ロフト・ジャズ’というジャンル。 「ハァー、そうなんですか」というしかない。真ん中を使わない録音(おそらく多重録音かな)でスピーカー(SP)の左右から音が出てくる。アルト・サックス、コントラバス・サックス、ソプラノ・サックス、コントラバス・クラリネット、Bbクラリネット、Ebクラリネットと聴き慣れない管楽器が総出演。聴いていると結構、楽しい。ただし、観衆を前にして演奏する音楽には聴こえない。

プレイヤーで音の印象が変わるのが面白い。が、演奏の良し悪しは、オーディオ機器が変わっても、変わらない。あれっ、「デュレット1976」のマイクロの感銘度はなんで➂に下がるの?。