オーディオ・ベースマン見たり聴いたり ミシェル・ベグネール・・これがレコード芸術。
- 2022.06.01
- CD レコード
ミシェル・ベグネール(ピアノ) の「MON AMI PIANO」。ヤフーオークション、 rudolf_kempe_germanyさんからの分譲品。このレコードがヤフオクに出品され、発見した時、僕、「ブログの記事に使える!」と確信。フランスAdesの20.001(12インチ、ステレオ、3枚組)。黒地に銀文字レーベル、第2版。素晴らしい3方見開きジャケット。音の評価は、佐野元春さんの「SOMEDAY」を➁として評価…(本当は①だけど)。
感銘度⑤、 帯域の広さ④、解像度④、SN比➁、高域表現③、中間表現③、低域表現④、コントラスト④、音像定位(楽器、人物の位置がハッキリしているか)③、空間表現 上下左右、手前、音の鮮度 特。 寸評、全帯域 に渡り‘荒れ’がある。一方で、そのことが‘鮮烈’なピアノの音色をもたらし、活き活きとした新鮮さ、低域から高域までダイナミックな音場展開を縦横無尽に発露するピアノ楽器の魅力を堪能させる。レコードを入れる表紙(ジャケット)を手に取り眺めながら、針先がレコード盤から掬(すく)い取った音をスピーカーから流れ出るのを聴く。この時間が、レコード芸術の神髄(楽しみ)。それが、ここに極まる。
収録曲は以下の通り。(rudolf_kempe_germanyさん の紹介文を引用)。
【Disk1】[古典派]
D・スカルラッティ「ピアノソナタ ハ長調 L.104≪狩り≫」
D・スカルラッティ「ピアノソナタ ハ長調 L.S.3≪パストラーレ≫」
F・クープラン「修道女モニク」
J・S・バッハ「平均律クラヴィーア曲集第2巻~前奏曲とフーガ第6番 ニ短調 BWV875」ダカン「かっこう」
ハイドン「ピアノソナタ第37番 ニ長調 Hob.XVI-37」
クレメンティ「ピアノソナタ ニ長調 op.26-3」
モーツァルト「≪ああ、ママに言うわ≫による12の変奏曲 ハ長調 K.265」
クーラウ「アレグロ」
ツェルニー「練習曲 イ短調 op.365-4」
ベートーヴェン「ロンド・ア・カプリッチョ ト長調 ≪失われた小銭をめぐる興奮≫」
【Disk2】[ロマン派]
ヴェーバー「舞踏への勧誘」
シューベルト「楽興の時 ヘ短調 D.780」
メンデルスゾーン「無言歌第34番 ハ長調 op.67-4≪紡ぎ歌≫」
メンデルスゾーン「無言歌第30番 イ長調 op.62-6≪春の歌≫」
ショパン「ワルツ第6番 変ニ長調 op.64-1≪小犬≫」
シューマン「アラベスク ハ長調 op.18」
リスト「ヴァルツ・アンプロンプチュ S.213」
リスト「夜想曲第3番 変イ長調≪愛の夢≫」
ブラームス「ワルツ第2番 ホ長調 op.39-2」
ブラームス「ワルツ第3番 嬰ト短調 op.39-3」
ブラームス「ワルツ第15番 変イ長調 op.39-15」
【Disk3】[20世紀の作曲家]
サン=サーンス「アレグロ・アパッショナート 嬰ハ短調 op.70」
フォーレ「即興曲第2番 ヘ短調 op.31」
アルベニス「入江のざわめき op.71-6」
ドビュッシー「ベルガマスク組曲~月の光」
サティ「太った木製人形のスケッチとからかい」
第1曲「トルコ風チロル舞曲」
第2曲「やせた踊り」
第3曲「閉じこめられた者たちの嘆き」
ラフマニノフ「道化師 嬰ヘ短調」
ラヴェル「水の戯れ」
バルトーク「ルーマニア民俗舞曲」
第1曲「棒踊り」
第2曲「腰帯踊り」
第3曲「足踏み踊り」
第4曲「ホーンパイプ踊り」
第5曲「ルーマニアのポルカ」
第6曲「急速な踊り」
プロコフィエフ「10の小品~前奏曲 ハ長調 op.12-7」
ストラヴィンスキー「サーカス・ポルカ-サーカスの象のために」
ヴェーベルン「子供のための小品」
ベッツィ・ジョラス「わが友」
奏者は、ミシェル・ベグネール(ピアノ)。1975年ごろ パリでの録音。女史の才の気高さと、いかなる楽曲においても揺るぎ無い高潔なピアニズムが凝縮された傑作アルバム。
ジャケット表紙は、モーリス・タピエロ氏の書き下ろし。
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