オーディオ・ベースマン見たり聴いたり JBL S4600・・ベースの音とボーカルの声が、揃う。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり JBL S4600・・ベースの音とボーカルの声が、揃う。

JBL S4600。中古品。売約済み。店主が語る4600の良さ。「(JBLは)ベースとボーカルの音が揃う。(その理由は、)エンクロージャー、筐体(きょうたい)が薄い、(奥に)厚くないためですかね?」と店主が言う。そうかもしれない。「B&W802D3と比べ、どうしても、SN比、澄みきった感じは各段に落ちますね。引き締まった感じも落ちます」と僕。「ええ、ホコリっぽい音です…」。カミーユ・サーマン(Camille thurman)さんの「INSIDE THE MOMENT recorded live at rockwood music hall」の七曲目、「cherokee」を聴いた後の会話。

グリルネットは外し、SP端子は、低域接続が音質的に有利。

帯域の広さ③、解像力➁、SN比➁、高域表現(伸びすぎず、詰まらず)①、中間表現(膨らまず、こもらず)①、低域表現(締まり)②、コントラスト➁、制動力(歪みがない感じ)②、透明感①、繊細性①、音の輪郭、太い、音の出足 遅い音の鮮度 上、質感・密度②、デザイン①(自由度がない)、特長、量がある低域。難点、低域の質感。量はでるが、質はでない。中域は、痩せ、高域は荒れている。もしくは、出過ぎ。適性、ピアノのソロ。オーケストラ、ジャズなどエネルギッシュ、ダイナミック、躍動する音楽を中心に聴きたい。寸評、店主が「高域が出ているので、解像度がある感じに聴こえる」と。欠点は多い。弦楽の室内楽はダメだろう、と思ながらも、まあ、取り合えず、トリオの昭和44年日本録音、ウィーン室内合奏団のモーツァルトのデヴェルティメント ニ長調 K.136を聴いた。ヴァイオリンの音が喧(やかま)しく汚い。「やっぱりな。良くは聴こえない」。だけど、あれ?、中低域から低域、コントラバスがスッキリ、躍動、リズムよく聴こえる。音楽が軽快だ!。いい!。コントラバスとチェロのオクターブユニゾンがうまく再生されている。ヴァイオリンの音には目を瞑(つぶ)ろう。悔しい!、ホワイ?(何故?)。こんな「大雑把」なスピーカーから、きめ細かく、緊密な演奏が必要とされる弦楽曲が、溌剌(ハツラツ)と愉快に聴こえるとは。いや~、参った。

K2 S9800もそうだったが、高SN比、高解像度などのオーディオ的性能は、落ちても、「JBLの音が揃う能力」を聴かされると、その魅力を認めざるを得ない。まさか、弦楽で感動するとは…。