オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ P-7500 その③・・音の「軽さ」に良さが…。
- 2024.01.09
- オーディオ
アキュフェーズ・ステレオ・パワーアンプ・P-7500。150万円ほど。「音が軽い」。同社のA級アンプ・A-80、A-75との比較試聴。AB級アンプだが、音の「質感、密度」でA級アンプと聴き比べすると聴きおとりする。アキュフェーズ・営業担当によると販売実績もA級に軍配が上がるとの事。評価はA-80を③として。A-75との評価はその①で。
帯域の広さ・③、解像力・②、音の背景の静けさ・③、高域表現(伸びすぎず、詰まらず)・③、中間表現(膨らまず、こもらず)・②、低域表現(締まり)・②、コントラスト・②、制動力(歪みがない感じ)・③、透明感・③、繊細性・①、質感・密度・②、音の輪郭・中庸。音の出足・出足遅けれど伸びがいい。音の鮮度・上(極=A-80、特、上、並の評価で)、デザイン・③、音楽の感銘度・④(オーケストラ演奏で) 特長、音の広がり、伸びの良さ。その持続力、浸透性。それらの良さがありながら、無理な力感を感じさせない。難点、質感・密度、繊細性が落ちるため、音がアッサリと聴こえる。適性、広々とした会場で催されるクラッシック・コンサート。ジャズのビッグバンド演奏。寸評、融通無碍(ゆうずうむげ とどこおることなく通じて障害がないこと)な音質。音の集中度、密度、重量感は低い。が、こりかたまることなく、自由でのびのびしている。そのため、演奏が自由自在、障害もなく行われる。音に重量を感じない。音が「薄い」と言ってもいいかもしれないが、僕には「軽い」と聴こえた。この部分はもっと評価されていい。対してA級アンプは「重い」感じがする。なお、今回の試聴では、以前に感じた取り繕ったような「透明感」は皆無。
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