オーディオ・ベースマン見たり聴いたり 「孤軍」と「ROAD TIME」・・秋吉敏子 ルー・タバキン・ビッグバンド。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり 「孤軍」と「ROAD TIME」・・秋吉敏子 ルー・タバキン・ビッグバンド。

カメラータ主宰の井阪 紘(いさか たかし)さんが日本ビクターRCA事業部にいた頃にプロデュース。さすが「ハッキリ、スッキリ」した音質。録音は、日本ライブ盤の「ROAD TIME」の方がいい。ビックバンドの「グレン・ミラー」。戦時中放送局音源のLPを愛聴しているが、それが、「この音質で撮られていれば!」と思うのは、高望みというものか。

音の太さは、こちらの海外録音の方がいい。

「孤軍」。感銘度③、 帯域の広さ④、解像度⑤、SN比③、高域表現、中間表現④、低域表現④、コントラスト④、音像定位(楽器、人物の位置がハッキリしているか)③、空間表現 左右、奥、音の鮮度 上。 寸評、楽器の音をシッカリ聴かせる。楽器の音色がよくわかる。スタジオ録音のためか、上下に展開されるビッグバンドの開放感がないのが残念。「ROAD TIME」感銘度⑦、帯域の広さ④、解像度⑤、SN比④、高域表現④、中間表現⑤、低域表現③、コントラスト⑤、音像定位(楽器、人物の位置がハッキリしているか)⑤、空間表現 上下、左右、奥、手前と完璧。音の鮮度 極。 寸評、「孤軍」の曲、邦楽の要素を取り入れている(おそらく)。海外録音では、声明と鼓(つつみ)の音が日本で録音されて現地に持ち込まれた。このライブ盤では、実演。なんといっても鼓の音が体を「スッ」と抜けるように感じるのが(聴こえるのが)素晴らしい。鼓の音は体を抜けるように打たれ、聴こえてほしい。

演奏される音楽。和ジャズにも聴こえないし、海外のジャズにも聴こえない。オリジナリティー、独創性があるジャズライブLPだ。