オーディオ・ベースマン見たり聴いたり ウエストミンスター・ロイヤル with アキュフェーズ・P-7500・・僕は、こちらを押します。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり ウエストミンスター・ロイヤル with アキュフェーズ・P-7500・・僕は、こちらを押します。

アキュフェーズ・A級アンプ・A-75と同AB級アンプ・P-7500。ウエストミンスター・ロイヤルに繋いだ時の印象は?、どちらが”好みか?”。僕は、P-7500を押します。「レコードとオーディオを楽しむ会」を主宰された佐々木裕(ささきゆたか)さんは、A-75の「落ち着いた感じ(の音調)」を評価、僕は、P-7500の「拡大する音場表現」にやられたので、こちら。他の方々はどのような印象を持たれたのでしょうか?。音質評価は、A-75を繋いだB&W802D3 Prestigeを③として。

LPプレイヤーは、ヤマハのGT5000とトーレンス TD124 MBK2・アームが、SME 3009S2。

帯域の広さ④、解像力①、SN比③、高域表現(伸びすぎず、詰まらず)②、中間表現(膨らまず、こもらず)③低域表現(締まり)③、コントラスト➁、制動力(歪みがない感じ)④、透明感③、繊細性①、音の輪郭 シャープ、音の出足 初動は、「タメ」があり、ちょっとだけ遅い。が、伸びる。音の鮮度 極、質感・密度④、デザイン➂。特長、力がありトルクフル、伸びやかなため、ワイドレンジ感、スピード感たっぷり。難点、A-75に比べ、‘グリッ’とした高コントラスト、繊細性、高解像度といった要素は落ちる。適性、大編成オーケストラ、スピードの必要とされる弦楽四重奏曲など。もちろん、ジャズ、ロック、フュージョンはイイと思う。苦手は、(A-75との比較で)繊細な音楽、声楽。例えば、教会で録音された「宗教音楽」などは『厳(おごそ)か』に聴こえない。ボーカルは、声の‘濃さ’が出ない感じ。寸評、A-75が「ハッキリ(解像度が高く色々な楽器の音色、声の音色が判断しやすい)、クッキリ(音の輪郭が太く、コントラストが高い)、スッキリ(音楽の背景が澄み切った感じ)」した音質だとすると、P-7500、それらの要素がちょっと欠ける。それに、「アッサリ(聴きやすい)」という要素を付け加えたい。これで7500の魅力がささやかにアップ。

解像力、制動力、繊細性などでA-75より落ちる。が、音の伸びやさ、強力に音場を拡大する力強さ💪、透明感のある高SN比、音楽を簡潔に聴かせるなどA-75にない部分もある。ウエストミンスター・ロイヤルは、巨体から放たれる音場感、重量から由来すると思われる低歪みの制動力が最大の持ち味。今回の演奏会で「でっかい事は、イイ事だ」と再認識。あらえびす記念館のホールで聴くときは、僕は、P-7500の解放感のある音質を取りたい。

「家に帰って荷を解いて音を出したら、家の音がホッとしました。自分はこっちが合ってるね、とニヤッとしてしまいました」との文を含むブログ掲載のお礼のメールが佐々木さんから届きました。僕も同感です。家に帰って自宅の音を聴いたら「うん、こっちがいい」と思いました。オーディオマニアとは、自己満足な方が多いみたいで…(笑)。