オーディオ・ベースマン見たり聴いたり トライオード・TRV-A300SE その⑥ 対 アキュフェーズ・A-300・・やっと帰れます。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり トライオード・TRV-A300SE その⑥ 対 アキュフェーズ・A-300・・やっと帰れます。

僕、トライオード・TRV-A300SE・プスバン仕様 。所有者のわがままで、アキュフェーズ・A-300とも比較されました。結果は、言わずもがなです。A-300を聴いた後、僕を聴いて店主が「ガッカリはしないが、音が細いなぁ。『もう結構です』といった感じ」とコメント。僕もそう思います。その通りです。僕も『比較されるのは、もう結構です』といった心境です。ハイエンド軍団との比較はもう嫌(いや)。評価は、A-300を③として。⑤段階評価との事です。

疲れた。早く、自宅に帰って、ゆったりブロッドマンをドライブしたい。

帯域の広さ①、解像力 ー①、SN比②、高域表現(伸びすぎず、詰まらず)①、中間表現(膨らまず、こもらず)②、低域表現(締まり)②、コントラスト ー①、制動力(歪みがない感じ)②、透明感①、繊細性①、音の輪郭 か細い、音の出足、遅い、音の鮮度 並、質感・密度②、デザイン③(コンパクトがうり)、特長、音は薄いが、音色は楽器、人の声に近い。難点、パワー、ダンピング力が弱いので、スピーカーを制御できない。適性、独奏ヴァイオリン。寸評、「(このアンプ・A300SE)電源を入れた瞬間は、パリッとした音が出る。ただ、時間が経つと緩(ゆる)くなりますけど」と店主。また、「(こうして聴くと真空管は)裸の性能(基本的な性能の事)は、良かったんだなぁと思います」と感慨深く語る。真空管の基本的な性能ー低歪み、高SN比、音色の良さーといったオーディオ的要素は、現代でも一級。発熱、効率の悪さ、大きさといった欠点からあまり使われなくなった。

アキュフェーズ・A-300とまで比べられるとは想像もしなかった僕(トライオード・TRV-A300SE・プスバン仕様)。今回の比較で所有者も十分目的を果たしたでしょう。能力に差はありますが、A-300にはA-300の表現があり、僕には僕の表現があります。共通するのは「音楽を楽しく聴かせる事」に尽きます。僕を使って「音楽を楽しめたら十分」と思ってます。