日本酒 酒徒礼讃 山形県山形市 霞城壽(かじょうことぶき)・・頬っぺたが落ちそう!

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霞城壽(かじょうことぶき)。名称がややこしい。だが、味は爽快。チロリは、錫製のものに限る。熱燗になるのが早い。鉄瓶につけると風情がでて奥ゆかしい。

霞城壽(かじょうことぶき)。トロリとした液体を杯の中に。熟柿のような甘味がかぐわしい。香りとは対照的、口に含むと爽やかな柑橘を連想させる華やかな酸味。それが旨味と一緒に口中で炸裂する。その瞬間、頬っぺたが落ちそう!。酒をかみしめると酸味は軽やかに。喉に酒を流し込むと濃厚な旨味を味わせる。その後、「サッ」と旨味が姿を消し、舌にわずかに痺れる酸味を残しながら酒が終わる。

霞(かすみ)のようにおぼろげではなく、「サッ」と濃厚な旨味が消えるところが良い。量を飲むより、一合か二合で上品に飲み終わりたい・・・。残念ながら、いつも、なかなか、終わりません。

山形県山形市大字中星字北田 九三ー一

本家寿虎屋酒造㈱ 純米 霞城壽(かじょうことぶき) 1.242円