オーディオ・ベースマン見たり聴いたり 猫の魔法で音楽(CD)を聴く・・英国のピアニスト・クリフォード・カーゾンさんのモーツァルト。(健康・毛玉)

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり 猫の魔法で音楽(CD)を聴く・・英国のピアニスト・クリフォード・カーゾンさんのモーツァルト。(健康・毛玉)

猫・シンガプーラのティンク。女の子。二歳半。体重2.5キロのスリム体形。避妊手術後の異常な食欲、「えーっ、こんな物まで食べて!」と『困ったちゃん』状態が続いてたが、最近は、やや落ち着きを取り戻しつつあるご様子。しかし、油断大敵。これまでの誤食の数々から「何を食べてるの?」とウンチ君💩を毎日観察する日々。とある日、💩君の中に毛糸の塊らしきものが…。…清廉、潔癖な演奏をするクリフォード・カーゾンさんのCD演奏と一緒に書いていいのだろうか?。

輸入盤4CD。「ハッキリ、クッキリ、スッキリ」した音質。透明感が高い。

クリフォード・マイケル・カーゾンさんは、(Clifford Michael Curzon, 1907年5月18日 – 1982年9月1日[1])はイギリスピアニスト。録音嫌いで生前は、録音をしていても本人の許可が得られず、録音された演奏が商品として店先に並ぶことは少なかったようだ。その死後、音源が発掘され、カーゾンさんの演奏がようやく陽の目をみた。写真の輸入盤はその内の一つ。CD4、カーゾンさんのモーツァルトのピアノ協奏曲の演奏は、静寂、無機質な音場を背景として、無心、無慈悲な鍵盤タッチから紡ぎだされる透明、明瞭、硬質なモーツァルトの音符の数々。そうでありながら無感情な表現には陥らない。的確な緩急、強弱が生命感、躍動感を生み出す。そして、長調でも悲しみ、哀れみ、慈しみを表現できるモーツァルト音楽の神髄、深奥をその演奏が射抜く。

タワーレコード盤。「ハッキリ、スッキリ、クッキリ」度は落ちる。

中野雄さんが、「クラシックCDの名盤・2015年第五刷」のモーツァルトのピアノ協奏曲第23番の紹介の99ページで「~国内版も単発でリリースされたが、感銘の度合いは残念ながら数分の一、否数十分の一に落ちる」と書いてありますが、聴き比べるとまったく同感です。これも、『オーディオの楽しみ』の一つ。聴き比べでの感銘度の違いが生じる。一番の違いは、カーゾンさんのピアノの音の純度が甘くなる事。硬質感を漂わせながら粒立ちのハッキリした煌(きら)びやかな高音が、国内盤では聴こえてこない。一音一音研ぎ澄まされて弾かれる音の鮮度が鈍っている。輸入盤だと第23番の第二楽章の透徹した哀感に耳、気持ちを奪われるのだが、国内盤では「ちょっと哀感からは遠いなぁ」と思ってしまう。

*************

下の写真の毛糸ような塊を💩君の一部に見た時、はじめ「毛糸を食べたのか?」と思った。6月から8月は毛替わりの時期らしくブラッシングしていても異常な量の細い毛が抜けてきた。自分の体をナメナメして掃除するため、毛玉も大きくなったみたい。ちなみに、一度、吐いた時に写真と同じぐらいの大きさの毛玉が出てきたことがある。普通は吐くと胃液の中に毛がたくさん混じって出てくる。「毛玉を吐く」というが「玉」は稀(まれ)だ。

これは洗って乾燥させたもの。💩君と出てくるので実物は圧縮され水分を含みもう少し小さく固まっている。吐いた時の毛玉の大きさは左上ぐらい。