オーディオ・ベースマン見たり聴いたり 高く広い壁 その①・・前後・左右三分の一の位置に。
- 2025.03.02
- オーディオ

「部屋の中心と大きな壁を重要視する」とアキュフェーズ・常務取締役 大貫 昭則氏。この言葉は、昨年、11月のアキュフェーズ試聴会時、店主、オーディオ・ベースマン店主・細川さんの「なかなかいい音が出ない。どうすればいい音がでるのでしょうか?」という問いかけに大貫常務が答えたもの。そして、アイキャッチ画像はアキュフェーズの試聴会を終え、ひと月後の部屋の様子。新たにオーディオ機器類の配置を模索している。
問いかけを受けて大貫常務は、アキュフェーズ・DIGITAL VOICING EQUALIZER DG-68で店の音場を測定。「ああ、なるほど」と言いつつ部屋の中心を割り出し、そして、スピーカー(SP)の左右に屹立(きつりつ)する高く大きな壁とその面積に着目しつつ、SPの位置を大貫常務は決めた。大貫常務がセットした写真と下の写真。SPの位置はちょっと違うだけ。柱が3本あるがその真ん中の柱の位置で判断できる。大貫常務の配置は、アンプの幅、50㎝ほど右に寄っている。大きな変化には見えないが、音質の違いは大きい。それがオーディオの面白い所だ。試聴に使った部屋の中心を割り出し、前後・左右の壁からおおよそ三分の一の位置に置いている。試聴会なので参加者の席も設けなければいけないのでジャスト三分の一の位置には置けなかったと思う。大貫常務は、試聴席の最前列、真ん中の席が「狙った音質に到達しているか?。どのような音が出ているのか?」。参加者の入れ替え時に自ら座って何度も確認していた。
「部屋の中心、前後・左右の壁から三分の一の位置にSPを置く」というのはSPを配置する際の定石中の定石。いわば、ごく当たり前の事だがこれが中々できない。ベースマン店主もそうだった。
- 前の記事
オーディオ・ベースマン見たり聴いたり ペルソナB その⑤・・「金属の音を聴く」という事。 2025.02.24
- 次の記事
オーディオ・ベースマン見たり聴いたり 高く広い壁 その②・・壁から離れていても反射板が無くとも低音はでる!。 2025.03.02