オーディオ・ベースマン見たり聴いたり お客様ご自宅試聴編・・ログハウスのご自宅 その②

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり お客様ご自宅試聴編・・ログハウスのご自宅 その②

ソナスファベールのアマトールⅢに使うアンプのための試聴。絶好の機会(なんの機会だろう?)を逃さない店主。メインシステムにもアキュフェーズ製品を接続してその音を聴いて頂いた。五種類の重い機器を `えっちらおっちら´ 運び込み奮戦。音質の評価は、デビアレ接続時を③として⑤段階評価。各項目、評価が三つ並ぶが、左からD/AコンバーターにDP-770を使ったとき、CDプレイヤー・DP-770を使いA級プリメインアンプ・E-700の場合、DP-770+プリメインアンプ・C-3900+パワーアンプ・A-80をそれぞれ使ったときの順です。音源がCDからのリッピング、CD再生と条件が変わりますがその辺はご了承ください。

中域表現が「こもる」といった難があったB&W800D。こもらない音だった。

帯域の広さ・④ ④ ⑤、解像力・③ ③ ③、音の背景の静けさ・④ ④ ⑤、高域表現(伸びすぎず、詰まらず)・③ ② ⑤、中間表現(膨らまず、こもらず、痩せず)・② ④ ④、低域表現(締まり)・④ ④ ⑤、コントラスト・④ ④ ⑤、制動力(歪みがない感じ)・④ ④ ⑤、透明感・④ ④ ④、繊細性・② ③ ③(高域、中域で)、質感・密度・② ③ ④、音の輪郭・少し締まる ちょうどいい クッキリする。音の出足、(デビアレに比べ)少し早い 早い 早いし「スッ」自然に出る。音の鮮度・上 特 特上⁺ 、デザイン・?、音楽の感銘度・③ ③ ③。寸評、D/Aコンバーターは、アキュフェーズ製品を使った方が、明確な音が得られた。これまでの試聴経験からデジタル録音再生時は、最新のD/Aコンバーターを繋いだ方が有利になる。また、CDリッピングの音源は ーデジタル技術を使っているため理論的には音質の変化はない訳だがー CDそのものの音に比べ、音が曇る感じに聴こえていたが今回もそのような印象。E-700を接続するとC-3900+A-80に比べ、ツーレベルほど音質に差が出る。C-3900らの音がスピーカー(SP)の前に出てくるのに対して、E-700だとSPの後方に音が引っ込む感じに聴こえる。この印象をお客様がどのように受け止められたか?。部屋の音質は、ベースマンの写実基調、やや硬質の音に比べ、木質の柔らかさを含む芸術基調。高域、金属楽器の煌(きらび)びやかさ、金属感、硬質感がもう少し欲しい感じもあった。個人的にはこの部屋の音が好みだ。

ソナスにE-800を接続。プリメインアンプだけど、セパレートアンプのような力強さ、音の広がり。音も前に出てきた。やはり、アキュフェーズ製品は、値段なりの性能と店主と感心。

ログハウスのご自宅。断熱シート、断熱材、内張なしのまっさらな木材のみで組まれたログハウス。内外壁に人間に影響を与える石油化学製品の使用はほぼないだろう。最低限の接合部補強と加工精度の優れた木材 ーもちろん、圧縮、防腐処理はなされているだろうがー のみで構成された家屋。お客様が語る。「冬は暖炉で薪を焚きますが、室内は16度ほどまでしか温度は上がりません」。試聴した場所には石油ストーブが置いてあった。丸太が柱と壁の役目を担う。僕、初めてそのような構造の家におじゃましました。思わず先人の知恵に感心しきり。