オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ DP-770 その②・・演奏会のS席とA席の違い。
- 2024.11.09
- オーディオ
アキュフェーズ・SA-CD/CDプレイヤー・DP-770。150万円ほど。同社・セパレート・SACDプレイヤー・DP/DC-1000(286万円)との比較試聴。評価は5段階評価。DP/DC-を③として。⑤段階評価、⑤とか①ではその微妙な違いを表現できないので、4.5とか2.7とか小数点をつけてみました。ゴシック文字、数字がその部分です。
帯域の広さ・②。解像力・1.2。音の背景の静けさ・2.5。高域表現(伸びすぎず、詰まらず)・②。中間表現(膨らまず、こもらず、痩せず)・②。低域表現(締まり)・③。コントラスト・2.7。制動力(歪みがない感じ)・③。透明感・③。繊細性・2.2。質感・密度・2.2。音の輪郭・ちょっと硬い感じ。音の出足、少し遅い 。音の鮮度・特(極=DP/DC、特 上 並)。デザイン・③。音楽の感銘度・③。特長、その音色、面白くないと言えばそれまでだが、無機質で脚色がない。難点、グランド・ピアノを聴くと、以下の点でDP/DCに及ばない。音の立ち上がり時の音の混濁(解像力)、音の広がり(残響など)、和音の聴こえ方、低域の力強さ、高域の繊細さ。適性、全ての音楽。寸評、その①で感じた「柔らかさ」はどこかに吹っ飛んだ。DP/DCに比べ音がつまらなく、全てのオーディオ的要素で敵わない。演奏会でピアノを聴いている席の位置で例えれば、DP/DCは最前列で聴いている、770は中段より後ろで聴いている感じ。S席とA席のチケット価格の違いを感じる。ただ、どちらの席でも演奏が良ければ演奏に対する感動は変わらない。価格はDP/DCの約半分なので「770でヨシ」という考え方でいいのでは…。
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