オーディオ・ベースマン見たり聴いたり　トライオード・真空管プリ・EVOLUTION　PRE・・ちょっと困惑させるプリ。

トライオード（TRIODE）の真空管プリアンプ・EVOLUTION　PRE（39万円ほど）。アキュフェーズ・C-3900との比較試聴。評価は、C-3900を③として。使用アンプはA-80。

帯域の広さ・①。解像力・①。音の背景の静けさ・②。高域表現（伸びすぎず、詰まらず）・②。中間表現（膨らまず、こもらず、痩せず）・②。低域表現（締まり）・②。コントラスト・①。制動力（歪みがない感じ）・②。透明感・①。繊細性・②。質感・密度・（質感が）④、（密度が）②。音の輪郭・淡いというより緩い。音の出足、遅い。音の鮮度・上（極＝アキュ、特　上　並）。デザイン・④（シンプルなので）。音楽の感銘度・②。特長、音の輪郭は緩いが楽器、人の声に近い音色。難点、力強さがないため、音が前に出てこない。躍動しない。「スッキリ・ハッキリ・クッキリ」しない音色。C-3900と比べてだが、音の背景は曇っている。操作系にやや慣れが必要。適性、再生音は緩くなるが独奏弦楽器。寸評、どうしてこの性能で、TRZ–P300W（66万円ほど）に繋いだ時、アキュフェーズ・C-3900より楽器、人の声に近くなるのか？、よくわからない。オーディオ機器は接続して再生音を聴かないとその真の音質は掴めない。その典型的な例。あまりにも「ハッキリ、クッキリ、スッキリ」したオーディオ的再生音が苦手な方にはおススメ。