オーディオ・ベースマン見たり聴いたり ハルモニア・ムンディ・・柔軟な音色で聴き手に安らぎを・・。
- 2019.01.02
- CD レコード
なめらかで解像度、SN比の高い録音。鮮烈なコントラストを求めず、適度に湿り気の有る人肌程度の温もりを聴かせる。
「ハルモニア・ムンディ」は、オーディオ的な性能、高解像度、広帯域、高SN比、極端なコントラスト、奥行き、陰影表現を避け、明確に立体的な音像を極めない録音が好ましい。低域に力強さを表現しないが、中低域から高域にかけ澄み切った、いや、人の存在を感じる温かみのある音場に繊細で柔らかな倍音(響き)を再現。峻烈で力強い音のを感じさせるのではなく、そこはかとなく、柔軟な音色で聴き手に安らぎを与える。同社のCDでも同様の印象を得られる。
ベースマンでは、B面のリュートとテオルブ(テオルボ)=ギターみたいな楽器だそうですが=の音が合唱の伴奏として「明確に美しく響く」のですが、自宅では濁ってしまうのが残念。
「ハルモニア・ムンディ」と「アルヒーフ」の録音が「いいなぁ」と思うことは多い。
Rudolf_kempeさん曰く、「素晴らしいオーディオファイル」。長岡鉄男推奨レーベル。超希少盤。
なお、「アッコルド」はこのような繊細な録音の再生は「苦手」みたいです。
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