日本酒 酒徒礼讃 沖縄県島尻郡 久米島の久米仙・・腰が抜ける。要注意な酒。
- 2019.07.25
- お酒


泡盛は、甘さ(旨味)に騙され、ガバガバ飲める。しかも、困ったことに色々な味をうまく抽出している。そのため、飲み飽きない。本人の意図とは関係なく酔っぱらい、立ち上がろうとすると腰が抜けてしまう。ご経験した方も多いと思う。要注意な酒だ。
甘く、酸味の少ない饐(す)えた米の香り。口当たりは、濃い米の旨味。強い酸味も味わえるが、旨味(甘味)が勝る。後味に苦味、抉(えぐ)味と続き、口から鼻、喉を抜ける、早朝の爽やかな酸味が後味を支配する。その酸味が、各味のコントラストを高め、立体的で奥行き、余韻を際立たせる。特に、旨味(甘味)を。
この盛夏の時期。ロックで飲むと余計に旨味(甘味)が増し、飲みやすくなる。濃厚さは、後退。
沖縄県島尻郡久米島町字宇江城2157 ㈱久米島の久米仙 琉球泡盛 「久米島の久米仙」853円。
以下は、mukashigatarisorekaraさんの「古瀬戸(ふるせと)筒酒盃 小服茶碗」出品時の解説文です。
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仕覆 古桐共箱(古瀬戸茶碗と墨書あり。少なくとも、江戸期に誂えられた箱ですので、箱書きの「古瀬戸」は「ふるせと」の読みになります。なぜなら「古瀬戸(こせと)の名称は戦後、小山富士夫が提唱したものだからです)
「ふるせと」の特徴である漆黒釉地に鶉斑(うずらふ)がうつくしく表われています。なお、非常に希少品にして名品ゆえ詳しくは「日本陶磁大辞典」(角川)の「古瀬戸(ふるせと)」の項(1219項)を是非とも参照ください。
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