オーディオ・ベースマン見たり聴いたり ヤマハ、ソリッド 聴き比べ その②・・弦楽楽器はソリッドかな?。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり ヤマハ、ソリッド 聴き比べ その②・・弦楽楽器はソリッドかな?。

弦楽楽器単独の音色の美しさは、アコースティック・ソリッドの方が上手。

ジノ・フランチェスカッティ。ヴァイオリニスト史上最高の「美音」の持ち主とか。聴くと納得する。

ヤマハ GT-5000。ベートヴェン・ヴァイオリン協奏曲。低域が早い。音離れがいい。楽器の動きが早い。オーケストラがよく歌う。低域から高域まで混然一体となってよく歌う。その反面、ヴァイオリンという楽器の持つ音色の煌(きら)びやかさ、伸びやかさ、豊穣さ、潤い、深み、コク、といった音色の再現は、やや、苦手みたいだ。一方、アコースティック・ソリッドは、バックのオケが貧弱に聴こえるが、「ジノ・フランチェスカッティの持つ”美音”とはこのようなものだったのか」と思わせるような再生、…ちょっと大袈裟(おおげさ)かな。

試聴に使ったカートリッジは、オルトフォン MC Q 30S。ソリッドのトーンアームは、オルトフォン RS-212D ショートアーム。