オーディオ・ベースマン見たり聴いたり たわしアース・・今、流行っているとか・・。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり たわしアース・・今、流行っているとか・・。

ベースマンの常連の方からある日、携帯にショートメールが。「たわしアース、知っていますか?」。「知りません」と怪訝に思いながら返信。「効果ありますよ。聴きに来てください」との事。亀の子束子(たわし)に配線ケーブルを取り付け、オーディオでいうところの「仮想アース」として使う…と思っていた。が、現物は上の写真(アイキャッチ画像)。見た目とは裏腹に音質は向上する。

小瓶と右隣りの大瓶(ステンレス材の金属たわしが入り)を並列(2ケ)。大きな瓶から真鍮の瓶に(左)直列につないだ。
スピーカーのタンノイ・アーデンは、アース端子(右の一番下)がある。アースを取った方が音質は有利だ。

繋いだ瞬間、帯域が狭くなったように聴こえる。が、聴き込むと、高域は、SN比が向上、濁り、歪みが少なくなる。中間帯域は、程よく締まり、低域の解像度が高り、明瞭な音の分離が得られる。音の出だしの粗さが取れ、トゲトゲしい厭な感じが後退、全帯域のコントラストが強化された印象で「スッキリ」と聴こえる。音量を上げても、イヤな音が聴こえてこない。ある帯域が強調される、例えば、低域が張り出すといった副作用もない。

教えてくれた方によると、ネット上では、ステンレスの金属たわしは、”18-8”と表示された製品が音質的に有利。容器はどのような物でもいいようだ。木枠とかアルミ枠で制作する方もいるとか。また、容器に「ギュウギュウ」と密に詰め込むのがポイント。製作費は、一個制作するには大瓶一個に金属たわし三個が入り1.300円ほど。それに、配線ケーブル。仮想アースのアクセサリーを買うよりずっとお安いお値段となっております。