オーディオ・ベースマン見たり聴いたり パイオニア・エクスクルーシブ P3 その①・・使って安心感、聴いて安定感、やはり不沈艦。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり パイオニア・エクスクルーシブ P3 その①・・使って安心感、聴いて安定感、やはり不沈艦。

パイオニア・エクスクルーシブP3。廃盤モデル。ブラジリアンローズウッドの筐体(きょうたい)。今後は、採用されることはまず、あり得ない木材を使用。インターネットで検索すると「コスト的制約や技術的妥協を排除し、技術のノウハウの全てを注ぎ込んで1台1台ハンドメイドで仕上げられたステレオプレイヤーシステム」とある。その外見と中身、音質は、日本のオーディオ業界がもっとも盛んだった往時(おうじ)を彷彿とさせる。評価は、ラックスマン・PD-151を③とし⑤段階で。

仏ヴァロア(Valois)。モーツァルト弦楽五重奏曲など。演奏、ダノア弦楽四重奏団。

帯域の広さ④、解像力③、SN比③、高域表現(伸びすぎず、詰まらず)④、中間表現(膨らまず、こもらず)⑤、低域表現(締まり)④、コントラスト②、制動力(歪みがない感じ)③、透明感②、繊細性④、音の輪郭 PD-151に比べ細身に聴こえる、音の出足、同じ。音の鮮度 特、質感・密度④、デザイン②、特長、低歪みで帯域バランスに優れる安定感。難点、重い!(一人で設置はほぼ不可能。できても腰を痛めるかも)。取り扱いが不便なので広い設置場所が必要。質感・密度は申し分ないが、なぜか音が細身に聴こえる。響かない筐体の影響なのかコントラストも弱い気がする。適性、全て。寸評、レコードをターンテーブルに載せ、アームを盤に落とす一連の動作は、やりやすい。アーム、ターンテーブル周りが広いためか。ヘッドシェルをアームに取り付けるねじ止め部の接続感触が`キチっと‘していて爽快。スプリングの利いたダストカバーの開閉時の弾性、剛性感。カバーを開け、レコードをセット、針を落とし、ふたたびカバーを閉じた時に感じるプレイヤーの重量。使用者に安心感をもたらす。さすがハンドメイド。造りの良さを実感する。

やはり、不沈艦だ。