オーディオ・ベースマン見たり聴いたり リサ・デラ・カーサ・・録音が変、いや、ステレオ録音当初はこれが普通?。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり リサ・デラ・カーサ・・録音が変、いや、ステレオ録音当初はこれが普通?。

再生すると、デラ・カーサもピアノも右側のスピーカーからしか聴こえてこない。「あれ?、このLP、ステレオ録音だけど、僕のシステム、壊れているのではないの?」と一瞬、考え込む。ヤフオク・rudolf_kempeさんからの分譲品。「好不調の激しいデラ・カーサ女史の最良のスタジオ録音の一つ。また、当録音は、オリジナル録音でこのElectorola盤が本当の意味でのオリジナル。英盤もオーディオファイルではありますが、このドイツ盤における声の響きの透明感や奥行き感の再現力には到底叶いません」とのコメント。再生時は、声が「膨らまず、スッキリ」と聴こえるようにしたい。

英コロンビア。メンデスルスゾーン・イタリア交響曲。シューマン交響曲第3番。クレンペラー指揮。MONO録音。 Kuso-oyazi4649さんからの分譲品。

この時代の録音。ヤフオク・Kuso_oyazi4649さんのコメントによると次の通りです。曲の感想から入ります。「両曲共言わずと知れた名曲です。クレンペラーの演奏は、昔より定番とされたもので、ゆったりとしたテンポで品位を保ちながら各パートのやりとりを際立たせて作品の情報量の多さと面白さを満喫させます。大きなスケールの中にたくましく美しく流れる独特のロマンティシズムは見事な物であり、ベスト盤と思います。英COLUMBIAモノラル初出33CX盤です。この時代は、ステレオ用とモノラル用とマイクロフォンの2系統で録音されていた時代であり、初期ステレオ録音は、左右に音が分かれすぎる弱点があり、さらにモノラル録音は、肝心な中音域が充実し完成されていた時期です。どちらが良いのかは、再生装置と好みの問題です。(この時代に録音されたジャズはモノラル盤のほうが人気があり高価です)。この盤(クレンペラー)の場合、一長一短と思います。

なるほど、歌い手がセンター、真ん中に居なくとも、いいのですね。左右どちらかに偏っていても、それは装置不良ではなく、録音がそういう録音ということでホッとしました。録音は、デラ・カーサが1962年、4月16日、同17日。場所は、ロッフェナウ文化センター。ちなみに、この時代のエレクトローラ盤、その他のメーカーの盤。レコード盤にゴロがあり「ゴロ、ゴロ」音が聴こえる時がある。その場合、レコード盤面に光を当て見ると、なだらかな小さな隆起が散見されることがある。ここをレコード針が通過すると「ゴロ、ゴロ」という小さく、柔らかい音が発生する。その部分、その音をいいます。個人的には気になりません。