オーディオ・ベースマン見たり聴いたり ロジャース LS5/9その②・・文句は出ない。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり ロジャース LS5/9その②・・文句は出ない。

ロジャース LS5/9 MONITOR SPEAKER。展示処分品。33万円。クリプトンの中古スタンド付きなら、37万円。ジャズ、クラッシックを聴くなら、お勧め。早い者勝ち!。

サランネットは両面テープで着脱。ネットを付けても音質に変化はない。スタンドは、クリプトンがベストマッチング。

明るめの音調。高域にやや硬質感。広帯域、高解像度、高域も素直に伸び切る。低域から高域まで、倍音表現に優れ、弦楽器、管楽器などの質感がグッド。帯域全体のコントラストが高く、立体的な音像。残響成分が多く、音の粒子が漂っている印象。また、音の立ち上がりの自然さが好印象を与える。オーケストラの分離、定位も明確、明瞭。敢えてよく聴こえない部分をいうと、 SN比は、普通の感じ。「グッ」と迫るようなエネルギー感、量は、感じられない。 そのため、音が薄い感じもする。これは、B&W802D3と比べての話。「文句は出ない」というのが、率直な感想。

「ハーベスより音色が渋い」とは店主の印象。「初めに聴いた時、(音質が)よく聴こえなかったなぁ。だけど…(改めて聴いたら良かった)」と反省の弁。今回、試聴は、弦楽、交響曲だったが、店主によると、「ジャズも合う」との事。

追加。前回の記事、その①で「難点がある」と書いた。それは、店主の勘違い。スピーカー下部にキズが付かないために保護シールが貼ってあった。そこにキズがあり、それを店主が筐体(きょうたい)のキズと勘違いしたためです。また、前回の記事、「コントラストが弱い~」と書いているが、その点が店主が「よく聴こえない」といった理由だと思う。