オーディオ・ベースマン見たり聴いたり dCS “Delius”・・アナログ的音質かな?。
- 2020.12.19
- オーディオ
dCSのD/Aコンバーター、”Delius”。1394 端子付き 純正ハードケース、付属品付き。大場商事正規輸入品。委託販売品。エソテリックのトランスポートのP-OS(SACD再生不可)と組み合わせて前の所有者が、使用。P-OSは、今、エソテリックで点検中。
アキュフェーズ・DP-750のD/Aコンバーターとの比較試聴。広帯域、高解像度、高SN比、明確に聴こえる高域特性、ダンピングが利いた低域表現といった、 オーディオ的性能では、アキュフェーズにかなわない。では、どこに魅力が?。アキュフェーズの「ギラつく音」。「ド」の音に「ソ」がのる倍音表現が明確過ぎ、音の余韻が過剰に残りすぎる?。…ために生じる「ギラつく音」。「刺々しさ」といってもいい印象が、dCSでは、感じられないところ。店主がその印象を「音が、”スッ”と入ってくる」と表現。帯域全体のトーンは、明確でなく曖昧(あいまい)。優しく優雅に伸びる高域。中間帯域は緩め。低域は、密度の高いエネルギー感はない。SN比もやや曇りがち。総じて、精度の低い音。アキュフェーズの音が、「コンプリート、パーフェクト」といった外来語が似合うのに、dCSは、日本的情緒の「いとおかし」的表現が、当てはまりそう。
比較して、日本の伝統的美意識を海外製品から感じるなんて。逆に、アキュフェーズに日本的な音色を感じない。だから、オーディオは面白い。dCSの音は、好みだ。アナログ的表現が聴こえる。PO-Sとの組み合わせで聴くのが楽しみ。
なお、アキュフェーズ DP-720。委託販売品として店に入ってくる予定。
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