オーディオ・ベースマン見たり聴いたり ペルソナB その②・・ナチュナル感 VS ハイファイ調?。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり ペルソナB その②・・ナチュナル感 VS ハイファイ調?。

パラダイム(Paradigm)のペルソナ(Persona)BとB&W805D3と比較試聴。音のタイプが違う印象。繊細なペルソナBで音楽に聴き入るか、高らかに鳴るB&Wで爽快に音楽を楽しむのか。好みが分かれそう。僕は、楽器の音の質感がいいペルソナが好みです。

ペルソナ、B&Wともサイズはほぼ同じ。デザインは、ペルソナに軍配を挙げたい。

帯域の広さ、解像力は、B&Wが優れている。帯域全体のSN比は、ペルソナ。倍音が煌(きらめ)く高域表現は、B&W。膨らまず、籠(こも)らない中間帯域の良さは、ペルソナ。音の輪郭が崩れず「スッ」と伸びる低域がでるのは、ペルソナ。「ペルソナは、楽器の音にアクセスしやすい」と店主。中低域から上の音を明快、明瞭に分離、オーケストラ内部の楽器単体の音が判りやすい。それでいて、楽器の音がバラバラに聴こえないまとまりの良さ。ユニットの振動板にマテリアル(金属)を採用しているが、硬質感なし。エネルギー感、迫力といった要素はないが、左右に、広角に「サーッ」と浸透するかのような繊細でナチュナルな音場。奥行きが感じられないのが「玉に瑕(きず)」。引き締められ、力感のある低域表現が欲しい。一方、B&W。ハイファイ(Hi-Fi)調の賑(にぎ)やかな音。強力なツィーターの高音で低域から高域までの音の輪郭をかたどっている印象。エネルギーに満ち溢れ下から上に持ち上げる、めくるめくスペクタクルな音場表現。中間帯域が抜け落ちている、バスレフの影響か、低域の量が多いという二つの違和感。また、力感が強すぎ帯域全体の音が「荒れた」感じがあるような気もする。

一月末現在。お客様の評価は、B&W805D3の方が高い。オーディオ ベースマンにて、比較できます。

6年前に始めたブログ。第一弾の記事が、B&W805D3。過去に感じた感動。時間の経過、積み重ねられた経験、そして最新製品との比較。その感動が、かなり変化する。オーディオって、やっぱり面白い。