オーディオ・ベースマン見たり聴いたり スコット・ジョブリンのピアノ・ラグ・・明るく楽しいけどちょっとおセンチ(注)。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり スコット・ジョブリンのピアノ・ラグ・・明るく楽しいけどちょっとおセンチ(注)。

スコット・ジョブリン・ピアノ・ラグ Vol.1~3。ピアノ:ジョシュア・リフキン。ヤフーオークション出品時、「嶋護(しまもり)さん推奨の一枚」とコメントがあり早速落札。1973年、ジョブリン作曲の「ザ・エンターティナー」が、映画『スティング』(The Sting)で採用され大ヒット。僕もその映画でこのような音楽があるという事を知った。多くの人もそうだろう。音の評価は、佐野元春さんの「SOMEDAY」を➁として評価…(本当は①だけど)。

ピアノの高域がやかましいため、店主がツィーター部に布を掛けてやかましさを消した。恰好はともかく効果はある。

感銘度・④。 帯域の広さ・④、解像度・⑤、音の背景の静けさ・⑤、高域表現・④ 中間表現・④、低域表現・④、コントラスト・⑤、音像定位(楽器、人物の位置がハッキリしているか)④、空間表現 上下、右左に展開、奥行きが欲しい。音の鮮度・快活でスッキリ。 寸評、グランドピアノの帯域の広さが感じられないので店主に「使っているピアノは、アップライトピアノに聴こえませんか?」と訊ねた。「私は、グランドピアノだと思って聴いていました」。「あれ、じゃあ、ピアノラグは、帯域を広く使わないのかな?」と思った。軽快でスッキリした音質は聴いていて楽しい。楽しい音楽だが、人生の悲哀を隠すように、そこはとなく音楽の背後に人生のやるせなさを感じる。暗い影の部分を隠している。でも、卑屈に陥らず、悲しみを`さらり‘と躱(かわ)す軽やかな音楽だ。

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ウィキペディア(Wikipedia)によるとスコット・ジョプリン英語: Scott Joplin, 1867年1868年(後述) – 1917年4月1日)はアメリカ合衆国アフリカ系アメリカ人作曲家ピアノ演奏家ラグタイムで有名な演奏家・作曲家であり、「ラグタイム王」(King of Ragtime)と呼ばれている。

また、映画「スティング」は、1973年アメリカ合衆国犯罪コメディ映画。製作会社はユニバーサル・ピクチャーズで、監督はジョージ・ロイ・ヒルアメリカン・ニューシネマの代表作『明日に向って撃て!』で共演したポール・ニューマンロバート・レッドフォードが再共演を果たし大ヒットした。

ラグタイム (ragtime) は、19世紀末から20世紀初頭(記載ある楽譜の出版年とされる1897年ごろから第一次大戦ごろまで)[1]にかけて、アメリカを中心として流行した、黒人音楽に強い影響を受けた音楽ジャンルである。ラグタイムにおいて裏拍は強調されているがJazzのようなスィングはなく、リズム的にはラグタイムとジャズは別物である。ラグタイムはクラシック音楽と同様に即興性はほとんど無く[4]きちんと作曲されており、演奏も楽譜どおり正確に行われることが多い。

(注)「センチ」はセンチメンタルの略。ちょっと感傷的な気分になっていることを表す表現。感傷的とは悲哀の感情に揺さぶられ、何かにつけて涙もろくなる状態のこと。