オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ・C-2810 その②・・「安心感につながる」と店主。
- 2023.11.29
- オーディオ
アキュフェーズ・プリアンプ・C-2810。中古品(商談中)。2006年6月発売当時定価・115万ほど。C-2810は、整備されたものを昨年の一月に試聴していました。基本的には聴こえた印象は変わらないようです。が、前の印象とは少々、違っています。人の感覚は不安定なものです。今回も、聴こえたままの印象をそのまま伝えます。評価は、同社のC-3900を③として。12月15日(金)頃から来年の1月7日(日)までA級パワーアンプ・A-80とAB級のP-7500が試聴可能。また、CDプレイヤーのDP-770は12月21日(木)から来年の1月7日(日)まで試聴可能です。詳しくは、お問い合わせください。
帯域の広さ・②、解像力・②、音の背景の静けさ・②、高域表現(伸びすぎず、詰まらず)・②、中間表現(膨らまず、こもらず)・④、低域表現(締まり)・②、コントラスト・②、制動力(歪みがない感じ)・③、透明感・①、繊細性・②、質感・密度・④(中間帯域で)、音の輪郭・濃く丸く、刺々しさがない。音の出足、全帯域で遅い。音の鮮度・上(極=C-3900、特、上、並の評価で)、デザイン・③、音楽の感銘度・③、特長、帯域は狭いが中間帯域を中心に高域、低域とバランスよく配置。C-3900と比較しても安定感がある。難点、音の鮮度は落ちる。高域、低域表現は落ちる。適性、クラシック。ゆったりとして重厚な表現が必要とされる音楽が得意とみた(聴いた)。古くからのクラシックファンに合う。寸評、聴き手に鮮烈さ、透明感で迫る、アピールするオーディオ的な音(C-3900)に対して刺激に欠けるが色濃く自然な音を提案するC-2810。マグロでいえば、寝かされ食べ頃を見計らい`刺身‘として出された脂のったトロのC-3900に対し、つぎ足し継ぎ足し長年使い続けたヅケに付け込んで仕上げた赤身のC-2810。どっちにしょうかなぁ?。迷うなぁ。「よぉしっ!、オヤジ、二つともくれ!!」。酔っぱらってるの?。無理だろう…。それ、食べ物じゃないよ。
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店主評。「中間から低域のしっかり感。レンジは狭いが音が太く聴こえることと中間帯域の濃さが安心感につながる。(逆にC-3900は)中間帯域が薄い感じもあり不安定な要素があるのかなぁ…と思える部分も比較して聴くと出てくる。(聴き続けるとC-3900は不安定さからは)立ち直りますけど」。「年月とともに熟成された(?)いいアンプです」と。
店主には、C-2810は、使い込まれて成熟した音を奏でる楽器のような趣があったようでした。
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