オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ・パワーアンプ・A-80 その①・・演奏会の後に聴きたい…。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ・パワーアンプ・A-80 その①・・演奏会の後に聴きたい…。

アキュフェーズ・ClassA STEREO POWER AMPLFIER A-80。定価154万円。カタログの三行目に「~生演奏に負けない臨場感や繊細な表現を実現しています」とある。まさに、カタログに偽りのない音質。音質的に有利な床に直置きで同社のA-75と比較試聴。評価は、A-75を③として。

左がA-75。A-75、委託販売品入荷予定、110万円。天板に購入時からのくすみがあるとの事。

帯域の広さ・③、解像力・③、音の背景の静けさ・④、高域表現(伸びすぎず、詰まらず)・④、中間表現(膨らまず、こもらず)・③、低域表現(締まり)・⑤、コントラスト・③、制動力(歪みがない感じ)・⑤、透明感・③、繊細性・⑤、質感・密度・⑤、音の輪郭・中庸。音の出足・低域は早い。音の鮮度・極(極、特=A-75、上、並の評価で)、デザイン・③、音楽の感銘度・⑦(⑤段階評価だがあえて)、特長、生演奏に負けない臨場感や繊細な表現が70%達成できている。難点、A-75に比べ、音が落ち着いているため、聴き始めはもの足りない。適性全ての音楽で「名演」と評されている音源。寸、音の背景の静けさ、低歪み、音の滲みの少なさ。音楽が聴きやすい。聴いて疲れない。ソプラノのヴィブラートのかけ具合、打楽器で言えば皮を叩くバチ、マレットの材質の違いが判る、その質感、音色を感じとれる繊細性。8日(金)にピアニスト・小林愛実(こばやしあいみ)さんの実演を聴いたが、その時のピアノの音を思い出しながらA-80を聴いた。A-300は楽器の音を77%再現できていると思ったが、A-80は70%。実際の楽器の音とどのように音が違うのか考えながら聴く面白さ。

店主評。「(A-75と比べ)帯域が広い、解像力が高い、澄み切った透明感とかいったものより(そういったオーディオ的要素よりA-75からA-80に切り替えると演奏者の)演奏が上手くなる(と感じる)」。