オーディオ・ベースマン 見たり聴いたり 「いつかは、アキュフェーズ」・・そこから始まる新しい何か

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アキュフェーズ C-3850の上がミニコンポのビクター FS-1。空き箱の前のCDが、「INTRODUCION THE 923 BIG BAND」

「いつかは、アキュフェーズ」「いつかはクラウン」というキャッチコピーがありました。オーディオマニアにとっては「アキュフェーズ」がそういう存在なのかもしれません。

1997年当時、東京に住んでいた僕は、写真のミニコンポで音楽を聴いていました。首都圏住宅環境を鑑みると、大がかりな装置で音楽を楽しむのは至難の業。自分に「いつかは、高額なオーディオ装置を購入して音楽を楽しんでやる!」と言い聞かせつつFS-1を傾聴。当時、将来購入を想定していた高級オーディオ機器といったらマランツ、ヤマハ、ラックスマンといったところ。「アキュフェーズ」の名前は知ってましたが、地味なデザインと高額な金額設定のため購入は論外。音の良しあしより、デザイン、雑誌の評価で夢想に耽っていたと思います。

アフター20年。奇しくも、1990年代製のアキュフェーズ C-290V、A-50Vの購入に成功、愛用しております。コツコツとお金を貯めた結果です。

さあ、皆さんも仕事にいそしみ、倹約を心掛け、日々、好きな音楽を聴いて、「いつかは、・・・」と念じつつ約束された時の到来を待ちましょう。そこから、何かが始まる。アキュフェーズもそれを楽しみにしている・・と思う。