オーディオ・ベースマン 見たり聴いたり タンノイ・アランデル その②・・with カン サウンド ラボのツィーターで現代的な音へ。
- 2025.10.08
- オーディオ

TANNOY タンノイ スピーカー (SP)、ARUNDEL アランデル。音質に緩(ゆる)い所がある。それは、それでいいのだが、「ハッキリ、クッキリ、スッキリ」とした音質も欲しい。音質改善を狙いカン サウンド ラボ(Kan Sound Lab)のピュア リボン ツィーター( Pure Ribbon Tweeter ) GEM TS-208 ExcellentⅡを上部に配置。リボン・ツィーターの位置は、アランデルの同軸ユニットのツィーターがウーハーの真ん中の奥の引っ込んだ位置にあるが、その位置と同じになるように合わせた。評価は、リボン・ツィーター無しのアランデルを③として。
帯域の広さ・③。解像力・⑤。音の背景の静けさ・⑤。高域表現(伸びすぎず、詰まらず)・④。中間表現(膨らまず、こもらず、痩せず)・④。低域表現(締まり)・⑤。コントラスト・⑤。制動力(歪みがない感じ)・④。透明感・④。繊細性・⑤。質感・密度・④。音の輪郭・ややシャープ。音の出足、気持ち早くなる。音の鮮度・特(極、特、上=アランデル、並)。デザイン・ああ、見た目は横に置いておこう…。音楽の感銘度・③。特長、期待通りに「ハッキリ、クッキリ、スッキリ」した現代的音質が得られる。難点、B&W似の音に変化。量感、膨らみが減少。適性、ロックなど床を踏み鳴らしたり、握りこぶしを天に突き上げるような騒がしい音楽以外はイケると思う。寸評、音質の改善効果は抜群。良い所だらけ。レスポンスが向上、アランデルの持ち味の「ゆったりとした鷹揚な、恰幅のいい音」の面影を残しつつ現代的な音に。変化したアランデルも良いが、アランデル素のままで醸し出す38㎝ウーハーのゆったり空気を押し出す音の雰囲気も好みなので聴いている内に「でもなぁ...」と思ってしまう。大丈夫、大丈夫、そういうときは、リボン・ツィーターの+か-の端子を外して聴けばいい。
スーパー・ツイーター。店主、スーパー・ツィーターの欠点として「(ツィーターを)接続して(ツィーター側の)音量をゼロに絞って音を再生。その際、スピーカー(SP)のツィーターで高域の音の損失が発生する所が今一つ」という事を挙げてました。
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カン サウンド ラボ(Kan Sound Lab)のピュア リボン ツィーター。今、使用中のSP。箱形で古い製品だが、音色が気に入っているし愛着もある。手放したくない。でも、現代的な「ハッキリ、クッキリ、スッキリ」した音も欲しい。そう、思った時にカン サウンド ラボのツィーターを導入するのは一つの手だ。高額だが、場所を取らないし、処分にも困らない。資源ごみとして出せばいいのだから。問題点は、箱形のSPでないと設置が面倒な事だ。僕、オークションに出品した前所有者がどのような設置状態で聴いていたのか興味があったので尋ねたところ「以前使っていたスピーカーは2メートルを超える背の高いもので、それも箱型ではなく不定形でしたので、一番頭を悩ましたのが、TS-208 の置き場所です。最初はスピーカー・スタンドを使っていたのですが、中高音域のユニットと高さが揃わず、どうも不和で、さんざん悩んだ末、メインスピーカーに鋼材で置台を取付け、高さを揃えて聴いていました」との回答を下さりました。なお、B&Wはダイアモンドツィーターが装着してあれば、カン サウンド ラボのリボン・ツィーターは不要。
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