オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ DG-58・・定在波とはそのようなモノ⁉

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アキュフェーズ DG-58。B&W800Dから90Hzの音を出しました。定在波の存在(いたずら)を体感できる貴重な製品です??。

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おっ、音が聴こえない!。

11月末に行われたアキュフェーズ試聴会において、同社の技術部長の山本さんがDG-58を使って定在波を体験させてくれました。

90Hzのランブル音が出ている800Dに相対。左手に5人の男がゾロゾロ歩きます。壁にぶつかると左に曲がり部屋を周回、らせん状に歩きます。なにやら、怪しい新興宗教の一団みたいですが。すると不思議、音が低い、もしくは聴こえない位置があります。低い、聴こえない位置に定在波が発生しています。オーディオの定在波は、そのようなモノと理解したほうが判りやすい。定在波とは何ぞや?。スピーカーから発せられた音が悪くなる原因。けど、どうしてそれが悪い要因になるのかは、ネットで調べても良く理解できない。一応、学術的研究論文などありますが、専門的過ぎてオーディオ的(趣味的)に核心をついていない。だが、こうして、ある周波数が聴こえなくなる体験をするとよく理解できる。つまり、ある楽器の、ある声の発する特定の周波数が低くなる、聴こえなくなるため、音が本来のものとは違って聴こえるといったところか。論より証拠の実証。まさに、試聴が最善の解決策。

以前から、自宅の部屋で聴いていると、聴く位置により音が変化することには気がついていた。それは、定在波の仕業。よしっ、良く聴こえる場所でこれからは聴こう!。

なお、何故、壁にスピーカーを近づけると低音がでるのか、中域が薄く感じる理由、自宅でスピーカーはまず、どこに配置すべきか等々、ベースマン店主、細川さんに聴くことは重要である。それが、もっともお金を浪費せず、音質を向上させるアイテムだ。