オーディオ・ベースマン見たり聴いたり 制振スペーサー フォック G-51・・でもまあ、いいか
- 2018.03.14
- オーディオ
アコリヴァのインシュレーターRMF-1と比べると、性能は落ちますが、「(G-51)でもまあ、いいか(我慢できる)」といった塩梅です。
曇り、歪みが少なく、軽くダンピングを利かせて音を引き締めている。音の立ち上がりは早く、躍動感に溢れ、音の輪郭が明快なキャラクター。中低域は響きが豊かで量感がある。一方、高域はやや粗く、低域は膨らみ(ボンつく)。全域で音の密度は低い。
パッケージの裏面に「音の濁りや歪みを取り除いてクリアな音質を得ることができます」とあるが、その通り。
参考のため、2016年6月号の「オーディオの新常識」の福田雅光さんの評価を引用させていただきます。・・多少明るい傾向で音に力があり明瞭。特徴は左右に広がりのある展開をみせる。音場感と明快な中音。SN比、コントラストは普通程度。低音は締まり中低域の分離が良好。すっきり伸びきるような高域の繊細性は多少よわい。効果が効き過ぎている印象だ。基本性能は優れているため、金属素材との組み合わせなどの応用で真価を期待できる。解像度76 コントラスト74 輪郭の明確さ76 音の力強さ78 総合76。
なお、同社の「G-53FS」ですと、総合80点。ガラス繊維面を下にして使用。という評価です。
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