オーディオ・ベースマン 見たり聴いたり アナログPL その六 アコースティック・ソリッド

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アコースティック・ソリッドのSolid Classic Wood MKⅢ。名称が長く、言いにくい。アコースティック~という名が付く会社は数社あり、略しずらい。「アコースティックの木の三番」とゴルフのクラブのように言うべきか?。アーム付きで40万ほど。アームレスは、34万。アームレスに、オルトフォンのショートアーム15万円ほどを取り付けるのが、店主のお勧め。取り付けてあるカートリッジは、マイソニックの最高級品55万ほどのもの。

この製品は、常時、店頭にあり、試聴はいつでも可能です。カートリッジは、EMT、シェア等があります。

ベルトドライブのベルトは、釣り糸のごとき細さ。大物(重量LP)を釣り上げたら(再生したら)切れるのでは・・との心配が少々・・。ご心配には及びません。試聴中、外れることはあっても切れることはありませんでした。また、モーターがキャビネットに埋め込まれておらず、外に設置してターンテーブルを駆動。この辺、好みが判れそうだ。

試聴は、タオックのボードに直置き。全体的に透明感の強い、高解像度、広帯域、高S/比で音の情報量の多い印象。音色は、ツヤがあってキラキラ(ギラギラではない)している。素直に伸びる解像度の優れた高域、中域は管弦楽器などの音をうまく分離、輪郭をしっかり描いている。低域は、爽やかな音調ながら、力強さも付加され躍動感、エネルギー密度もほどよく表現されている。CDに近い音ながら、人肌、温もりをやや感じさせるところが、魅力だ。

今回、店のスピーカーセッティング、音響調整をしてくれた八重樫さん曰く「今回、試聴した中では、一番、セッティングが楽なプレーヤー。ポンと置いただけで、いい音がでる」との事。

なお、ホコリからプレーヤーを守るアクリルカバーが3万ほどで別売りされている。高級品は最後までお金がかかるようになっている。その意味でも、エクスクルーシブP3は、性能を含め、お買い得だ。ただ、40キロほどの重さが難点か!。