オーディオ・ベースマン見たり聴いたり デイブ・グルーシン 「マイグレーション」・・爽快だ!。

デイブ・グルーシンの「マイグレーション」(ビクター VDJ1221)。ステレオ誌 2018年2月号の特集「あなたのオーディオライフを変えるかもしれないこの3枚」で福田雅光さんが取り上げたCD。1989年発売。カッコイイの一言!。音質も最高!!

フュージョン。このジャンル、フランコ・セルブリン アッコルドに一番合う音楽だと思う。まあ、ジャズ、フュージョンをメインに聴く人が、アッコルドでの再生に感激して「購入した」ということは聞いたこともなく、活字に書いてあったこともありませんけど。

何故、イイかというと「フュージョン」の持つ魅力、「爽快感」を抜群の表現力で再生するから。B&W805D3だと爽快な汗はかかない。・・・高いSN比、音の出だしの瞬発力、リスナーの鼓膜までブッ飛んでくる超ハイ・スピード、しかもその音の輪郭が鋭角なハイ・コントラスト、加えて、ダンピングを利かせ引き締まった高密度、高エネルギーな低域の力感。結果、スピーカー周りの空間だけが、クモの巣を張ったかのような音場に変形した・・・かのように見える。いや、聴こえる。アッコルドから解き放たれたエネルギーは、「爽快感」を突き抜け、独特で霊的な雰囲気すら漂わせ、聴き手を威圧感する。思わず、アッコルドに向かって手を合わせ「南、無、阿、弥、陀、仏。なむあみだぶつ」と唱えてしまう。こうして、聴き手を魅了(だます)、憑りついてゆくアッコルド。・・・あぁ、話がオカルト的になった。

話がアッコルドの音質のような書き方になりました。・・憑りつかれたためです・・。ゴシックの部分は「マイグレーション」の音質の感想です。