オーディオ・ベースマン見たり聴いたり JBL L 100 Classic・・今、蘇る70年代、80年代、アイドル。

JBL L 100 Classicを購入された方の好意で試聴できました。

JBL L 100 Classic ペアで50万円ほど。スタンドは、別売り6万円ほど。
グリルネット、色は黒、青、オレンジの3色。意外にオレンジが人気。装着すると音質的にはやや不利と見た(聴こえた)。

大相撲!。土俵際、押し込まれた力士の両足の指がグッと徳俵にかかり強烈な押しを耐える。相手の動きを止めた瞬間、「ドン」と押し返すパワー。・・・専用スタンドに鎮座。低い位置から椅子に座るリスナーに向かって音を「ブッ飛ばす」・・・とは裏腹。「狼藉者」「アウトロー」的な音のイメージではなく、品行方正な「アスリート」というべきか。

高SN比、広帯域、優れた高域特性といったオーディオ的性能を追求せず、リズミカルに、テンポよく音楽を再現。「鳴りっぷりよく、躍動する音楽」という要素を求める人に向いている・・かな。高能率なので大音量。繊細な倍音表現、奥行のある陰影表現という要素は付加されていない印象。

70年代、80年代アイドルを中心に試聴。太田裕美、中森明菜。いや~、よかったなぁ。松田聖子も聴きたかった。

ボーカルをやや、乾いた(ハスキーな)響きでポップに聴かせ、バックの演奏をガッチリした音の輪郭で前面に押し出すが、重さを感じさせないレスポンス。スリムで筋肉質な音質。

「これだけ、鳴ってくれればいい」とは購入者の弁。

個人的には、JBLスピーカー、「問答無用の押しの強さ」が欲しい気が・・。そんなスピーカーがあるのだろうか?、ある!。昨年のオーディオショウで聴いたTAD Micro Evolution One。聴いたのはアキュフェーズのブースでした。