オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ・・バランス・ケーブル ASLC-10B・・新鮮だ!。
- 2020.09.23
- オーディオ
「(店のバランス・ケーブル)全部新製品にします。力強さと瑞々(みずみず)しさが両立しています」(店主談)。アキュフェーズの新バランス伝送用ケーブル・ASLC-10Bを聴いた。
「二番目(第二世代)のケーブルが出た時、古いケーブル(第一世代)の滑らかさと瑞々しさが捨て難かった。それで、店で使用するケーブル。半分は古いケーブルをとっておき、半分を二番目に出たケーブルに入れ替えました。今回は、全て新しいのにします。買い替えるだけの価値があります」と絶賛。「(このケーブルは、同社の)C-3900と同じ音色です」と続けた。それでは、アイキャッチ画像にあるアキュフェーズ3世代のバランス・ケーブルの比較試聴の印象は如何なるものだったのだろうか?。試聴は、C-3900とCD・コンバーターのD/C-950間に繋いで。以下は、新製品と比べての印象です。
古いケーブル・帯域が狭い。高域、中間帯域、低域の解像度、力強さが落ちる。コントラストが弱い。SN比は変わらない。高ダンピングとは言えないが、低歪み。滑らかさ、柔らかさがあり、全体的に「フワフワ」した印象だが、魅力がある。
二番目のケーブル・広帯域、高SN比、高解像度。帯域全体でダンピングを利かせ、高域は繊細に伸び、低域は力強いエネルギー感があり、立ち上がりが重い感じもする。やや、煌(きら)びやかな硬質感がある。その反面、滑らかさ、艶っぽさがなくなる。ダンピングが強すぎるためか、少々、音の繋がりが「ギクシャク」する感あり。ジャズには向いている。
新製品・おろしたて、エージングなしの為、少し、高域が荒れていた。だが、数時間で滲まない高域性能に変化。オーディオ的な要素、広帯域、高解像度、高SN比は十分。倍音表現に磨きがかかり、膨らまない中間帯域、伸びのある低域、硬さ、重さが感じられない。高コントラスト。ふくよかで、滑らか、「ヌケ」の良い音質。新鮮味まで感じた。
ちょっと、お高くなったのが残念。
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