日本酒 酒徒礼讃 岩手県宮古市 「港に朝日、水面の光。」・・「フェニックス」の後継です。
- 2021.04.08
- お酒
㈱菱屋酒造店のお酒。純米酒「千兩男山」と山廃仕込「千兩男山」。この二つと「港に~」の味の違い。三種の酒の味の違いが良く判らなかった。
香り、黴(かび)の香り?。猪口に注いで匂いを嗅ぐと、饐(す)えた米の匂い。口に含むと「酸っぱい、酸っぱい」。その後、濃い甘味が口中に。飲みこむと苦味、抉(えぐ)味、わずかながら、黴臭い味が…。そして、まったりと濃い甘味が、口から喉奥まで支配する。でも、酸味が再び現れ「スッキリ」と。それでもって、ザラザラした感じも後味として残る。「スッキリ」感は、山形の「霞城壽(かじょうことぶき)」より弱いけど、一口、一口が新鮮。で、やっぱり、黴が…。いや、これは黴の味ではない!。酵母です。酵母の味です、おそらく…。
ラベルの裏に次のように書いてある。「震災から10年、みなと手を取り奮闘した日々の努力は、落ち込んだ宮古を明るく照らしていきました。それは、まるで、港照らす朝日に輝く水面のよう。その光を受けて、今日をいきるみなも街と供に輝いて見えます。そんな皆様へ、これまでの多大なる感謝と、これからも明るく照れされる日々を迎えられるよう祈願して、復興祈願の純米酒「フェニックス」のラベルをリニューアルしたこのお酒を贈ります」。
岩手県宮古市鍬ヶ崎下町5-24 ㈱菱屋酒造店 千兩男山 純米酒「港に朝日、水面の光。」1320円。
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