オーディオ・ベースマン見たり聴いたり A・R・B 魂こがして・・今、聴いても、何度聴いても気合が入る‼。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり A・R・B 魂こがして・・今、聴いても、何度聴いても気合が入る‼。

A・R・B。僕、このバンドの事、全然、知らない。でも、35年このかた、聴いているが飽きがこない。自分が、十代から二十代、社会、周囲の人に抱いた‘ある種の感情’を代弁してくれた。「うまく、いかねぇ。世の中、どうなってんだ。ちくしょう!!。なんだよ。この野郎、頭にくるぜっ…」。三十数年経た今も、‘ある種の感情’からは、逃(のが)れられない。オーマイガット!。その時、このLPを聴くと『スッと』する。音が、前に前に、前面に跳び出してくる、「活き」の良さ。爽快だ!!!。

ハーベス 30.1で聴く。ビート、ボーカルがキレッ、キレ!。スッキリ聴こえる。

感銘度⑤(注1)、帯域の広さ③、解像度④、SN比③、高域表現④、中間帯域の表現⑤、低域表現④、コントラスト⑤、音像定位(センター定位)④、録音現場(空間)表現③、音の鮮度⑤。寸評、 ボーカルの石橋 凌さんの声が、明瞭、明快。ギター、ドラム、ベース、パーカッションといった楽器の音もくもり、くすみが少ない。ライブ盤だが音の割れもない。 観客の声などライブ会場の音をあまり入れず、バンドの演奏の再生にのみ注力したような録音。妙な雑味がなく、パワフルでスピーディーなバンドの演奏。ノリノリで一気呵成(いっきかせい)にAB面、ノンストップで再生、全開バリバリ。LPの帯に『熱いメッセージと鋭ぎすまされた(注2)ビート! 全てのストリート・キッズに贈るベスト・チューン&ベスト・ライブ』とある。日本のロック、ここにありの感がプンプン。今後、何歳まで聴き続けるか楽しみ、楽しみ。石橋 凌さんの歌唱が素晴らしく、歌詞がハッキリ判る。ロックの歌詞は、メッセージ性が強く、よく読むと、曖昧な部分、良く判らない部分があるが、そんな事は、ロックというイメージで払しょく。強い(勝手な憤り、もしくは共感の)気持ちで解釈する。おススメは、全曲だが、A面の5曲目「STANDING ON THE STREET」、B面の5曲目「魂こがして」、6曲目の「喝!」が特にイイ。

(注1)再生が終わった後、音質に関わらず、演奏、曲が、誠に素晴らしくスピーカーに向かって拍手をしたくなる気持ち。思わず、立ち上がる時もある。このライブ盤の場合、一緒に怒鳴り、歌いたくなる、もしくは、足を踏み鳴らしたくなるが、自重している。

(注2)「鋭(と)ぎすまされた」→「研ぎすまされた」が正しい使い方だろうが、おそらく、なんらかの意味、”するどい”ことを強調したがため、当て字を使ったと思われる。

評価は、⑤ 最高!(だ) ④ イイ感じ  ③普通  ② ちょっとな(良くはない)  ① これは良くない(ダメ!)の五段階で。