オーディオ・ベースマン見たり聴いたり 佐野元春 SOMEDAY・・音質的にはガッカリだが…

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり 佐野元春 SOMEDAY・・音質的にはガッカリだが…

佐野元春さんの「SOMEDAY」。これも、三十数年来の愛聴盤。必ず、年に一度は聴くアルバム(LP)。最近、つくづく思う。『このアルバムが、もっとハッキリ、クッキリ、スッキリした音質ならなぁ』と。若い頃は、音質なんてまるで気にせず聴いていたけど。

ジャケットの裏面。やっぱり、都会的に洗練されたスッキリとしたデザインだよなぁ。表の佐野元春さんもカッコイイし。

感銘度⑤(注)、帯域の広さ②、解像度②、SN比①、高域表現②、中間帯域の表現②、低域表現①、コントラスト②、音像定位(センター定位)②、録音現場(空間)表現①、音の鮮度①。寸評、 英語とカタカナ言葉と日本語を上手く組み合わせた歌詞を巻き舌で歌う。そのカッコよさ。地方の若者には、”都会の若者の”日常生活をイメージさせる華やかでスマート、センチメンタルで、哀愁漂う曲に説得力があった。曲に使われる単語は、”都会”のその辺に転がっている平易な言葉。ちょぴり意味が解らない英語もあるけど。佐野さんの一連のアルバムで言いたいことは、伝えたいことは、「つまらない大人になるな。もしくは、なりたくない」ということか。都会生活を数十年経て、帰郷した自分が、今、聴いても新鮮だ。何度聴いても新鮮だ。

(注)再生が終わった後、音質に関わらず、演奏、曲が、誠に素晴らしくスピーカーに向かって拍手をしたくなる気持ち。思わず、立ち上がる時もある。 世の中が良く判らなかった ハイティーンの頃の気持ちに戻れる。 いまでも、世の中がよく分からないけど…。ああ、録音媒体の音質は少し分かるようになったけど。

評価は、⑤ 最高!(だ) ④ イイ感じ  ③普通  ② ちょっとな(良くはない)  ① これは良くない(ダメ!)の五段階で。