日本酒 酒徒礼讃 新潟県新潟市 峰乃白梅 瑞・・稲の穂がみずみずしく実る国の酒 最高だ! 

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撮影場所:岩手県釜石市野田町「まるせい」。テーブルが二卓しかないお店です。酒の印象と合わないけど・・・。

酸味が新鮮で、熟し柿を思い出させる旨味(甘味)が奥行き、陰影感を引き出している。複雑な味は日本酒としては珍しい。

ラベルの右の純米酒表記の下に控えめに「瑞」とある。「しるし」と読むのか「ずい」か「みず」か。辞書を引くと面白い発見が。「瑞穂の国(みずほのくに)・・古代日本の美称。稲の穂がみずみずしく実る国の意・・とか。さり気なく表記したのは杜氏の自信の現れか?。

酸味の中に旨味を漂わせる香り。草原を吹き抜ける爽やかな風の如き酸味は、旨味を包み込み、その輪郭を際立たせる。旨味は舌の上でころがり、飲み込むのが勿体無い。完熟の淡い旨味を後ろ髪をひかれながら飲み込むと、後味の苦味、抉(えぐ)味が、淡麗辛口を強く感じさせる。、素晴らしい仕上がりだ。そして、酒徒最大の関心事、「飲み飽きない!」。最高です!。賞賛の言葉しかでてこない。

新潟県 新潟市西蒲区 福井1833 峰乃白梅酒造

峰乃白梅 瑞     1340円(四合瓶)