酒徒礼賛 日本酒 佐賀県の宗政と宮城県の一ノ蔵その②・・この寒い時期はやはり熱燗で。

酒徒礼賛 日本酒 佐賀県の宗政と宮城県の一ノ蔵その②・・この寒い時期はやはり熱燗で。

一月の大寒から二月にかけての今の寒いこの時期。体がポカ、ポカと温まる日本酒の熱燗、最高!。アイキャッチ画像。右、宗政酒造㈱ 佐賀県 西松浦群 有田町 戸矢乙 340-28 清酒 「宗政」 純米吟醸  1.300円ほど。左の赤ラベル、宮城県大崎市松山千石字大欅14番地 製造者 ㈱一ノ蔵 一ノ蔵無鑑査 本醸造 甘口 900円ほど。熱燗におススメ。新潟の新聞紙で包まれた、軽快辛口「たかの井」もいい。熱燗には「甘い」酒が合う。

岩手・宮古市・すが田のイカせんべい。購入すると`あしのみずきちゃんが、描いたイラストが印刷された袋のこわれせんべい‘が粗品で貰える。おそらく…。

錫(すず)のチロリ(注1)に注がれ、お湯で温められた日本酒の熱燗。メリットは、酸味と旨味の完全な分離。「酸っぱい」酸味と「甘い」コメの旨味が明確に味わえる所。苦味、抉(えぐ)味といった雑味は退場、もしくは、引っ込んでしまう。味わいの「キレ」も上がる。`冷や‘(常温)で飲むとその辺が曖昧な感じだ。そして、飲んでいる最中は、体も心も温まる。‘冷や‘では体験できない感覚。酒徒としては、その理由が気になるところ。テレビ見かけ、ネットで調べたらわかった。アルコールに含まれている「アデノシン」という物質。血管を拡張し、血の流れをスムーズにするはたらきがある「アデノシン」。 疲れなどで収縮した血管を拡張、適量を飲むことで血流が良くなり、身体が温まったり筋肉がほぐれたりする効果がある。おそらく、アルコールの酔いの相乗作用もあり、脳内での化学作用の奇跡、ああ、酒徒にとって至福のひと時(とき)。夢(ゆめ)か現(うつつ)か、幻(まぼろし)か。至上の時間を過ごせる(注2)。そういった効能から、ストレス軽減や、冷え性、肩こりの軽減が期待できる…といった理由をこじ付ける【飲んべい】がここにいる。悲しい性(さが)である。

(注1)熱燗をつける小道具。あくまでも、「つける」という表現を強調したい。材質は錫が最高。電子レンジで「チン」は味気ない。よく、使いますが…。(注2)ただ、単に『酔っぱらっている状態』です。

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酒のアルコールは、ご存じのように肝臓で分解されるが、その際に生じる「アセトアルデヒド」。厚生労働省のホームページによると、それは、エタノール(酒のアルコールの主成分)の最初の代謝産物であり、フラッシング反応(顔が赤くなる。吐き気がする。動悸がする。眠くなる)や二日酔いの原因物質。ヒトへの発癌性が疑われている。「アセトルデヒド」の分解が遅い体質の人は、二日酔い(気持ち悪さ)がきつい。お酒を飲むと眠くなるのはこの物質による影響。ウイキペディアでも、アルコール飲料は、膨大な研究の積み重ねにより十分な証拠があるとして、グループ1(ヒトに対する発がん性あり)に分類されている。

飲酒は、ある意味「ロシアンルーレット」。回数をこなせば当たる確率は高くなる。飲みすぎ注意。