酒徒礼讃 洋酒 スコットランド キルホーマン・・しょっぱい!?。海水の味がする。

酒徒礼讃 洋酒 スコットランド キルホーマン・・しょっぱい!?。海水の味がする。

キルホーマン(KILCHOMAN)のマキヤーベイ(MACHLR BAY)。シングルモルトウイスキー。アマゾンで購入すると5000円ほど。瓶裏のラベルを見ると「アイラ島に2006年にオープンした」醸造所との事。多くの歴史のある醸造所があると思われるスコットランド。ネットで調べると124年ぶりの新しい醸造所だという。家族経営。新規参入は難しいと思われるが、よく起業したものだ。オーディオ・ベースマン。アキュフェーズの試聴会を4月22日(土)、23日(日)に開催予定です。詳しい内容はまだ決まってません。

サントリーのウイスキーは、総じて味が薄い、コクが薄い(注)。そこが、中国の方の嗜好に合うのだろう。紹興酒は、コクが薄い酒だ。

しょっぱい(塩味がある)。ソルト、塩の味が楽しめるウイスキー。意外な味だ。酒から塩味を感じるとは、ウイスキー、凄いな。大きく、きつめのコルク栓を開けると、海辺の香り。生のままで(水で割らず)口に含むと塩味、酸味、苦味と甘味が交差、入り混じる。不思議な味だ。コクが深いが、酸味、苦味、抉(えぐ)味が柔らかい。焦げた感じ、つまりスモーキーさが薄いので飲み込んでもむせることがない。丁度、いい塩梅に仕上がっている。裏のラベルをみると色々となじみのない事が書いてある。左側、QRコードの下には「バーボンバレル熟成の原酒をメインに使用したシングルモルト。潮気のあるピートスモークにシトラス(柑橘類)やバニラ(注1)のフレーバー(香り)」と裏のラベルの紹介文にある。また、右側には「キルホーマンはアイラ島に2006年にオープンしたファームディスティラリー(注2)です。ヘビーピーテッド麦芽(注3、フェノール値50ppm)を使用し、最小サイズの蒸留器でゆっくりと丁寧に蒸留しています。刺激的なスモーキーさを持つ個性的で極少量生産のシングルモルトです」とある。キルホーマン、スモーキーなのかな?。僕の印象では、ア・リトル(ちょっとだけ)スモーキー。焦げは感じるがそれほど、刺激的、咳き込むような味、過激なスモーキーさはあまりしない。それより、コクのあるしょっぱさが楽しめるのが驚きで楽しみなウイスキーだ。。

(注)食べ物、飲み物におけるコクとはどういう意味なのか?。ネットで検索してみました。一部改編あり。「コク」とは、おいしさの厚み、広がり、持続性、まろやかさなどが増強された状態(公益法人 氷温協会) 「コク」とは『味、香り、食感に関する多くの刺激(複雑さ(深み))で形成されるものであり、それらの刺激に広がりや持続性が感じられる現象である』と定義(特定非営利活動法人 うま味インフォメーションセンター)。

(注1)ウイキペディア(Wikipedia)によるとバニラはラン科バニラ属のつる性植物。種子は香料の原料となるが、収穫した豆(種子鞘)には香りはない。ここから発酵乾燥を繰り返すキュアリングを行う事によって初めて独特の甘い香りがするようになる。(注2)ファームディスティラリーとは、原料の大麦の栽培も行う蒸留所のこと。(注3)モルトウイスキーの原料となる麦芽を乾燥させるとき、ピートを燻した煙をやや強めにあてた麦芽をそう言う。