オーディオ・ベースマン見たり聴いたり　トーレンス　TD520・・「カツン」とした終了音に酔いたい…。

トーレンスのレコード・プレイヤー、TD520。中古美品。価格はお問い合わせのほどを。「音質は、今、店にあるプレイヤーの中で一番の美音」と店主。「SMEのロングアームが（その美音に）利いていると思います」。8月11日（金）から20日（日）までの10日間、アキュフェーズ・C-2300を中心としたアキュフェーズ製品群をベースマンで聴けます。評価は、アコースティック・ソリッド・マシーン・スモール（旧型）を③として。カートリッジは　AT-ART9。

帯域の広さ③、解像力③、音の背景の静けさ②、高域表現（伸びすぎず、詰まらず）④、中間表現（膨らまず、こもらず）②、低域表現（締まり）③、コントラスト②、制動力（歪みがない感じ）③、透明感①、繊細性①、質感・密度②、音の輪郭　張りがある。音の出足、パンチが利いて大胆。音の鮮度　特（極-ソリッド、特、上、並の評価で）、デザイン⑤（木質感が強く金属感なし。上品だ）、音楽の感銘度　④、特長、高域の素直な伸びやかさ。馬力があり音量がでかく、厚みがある。加えて、SMEのロングアームの影響か？、明るい音質。そして、音の滞空時間が長い気がする。難点、高域表現、低域表現は濃さを感じていいのだが、中間表現が薄い。そのため、やや「ドンシャリ」に聴こえる。ドンシャリとは、低域を力強く「ドンドン」出し、高域を強引に引っ張り上げ「シャリシャリ」聴こえることをいうみたい。ただ、高域も低域も上品な再生で「下品な」音質には陥らない。適正、音量があることからカッコイイ（？）ジャズ、大編成オーケストラ。不向きなのは、弦楽、宗教音楽など繊細な表現を聴こうと思う場合、厚みは出ないので声楽。寸評、軽量、シンプル上品な外観。見た目は華奢（きゃしゃ）でも出てくる音のパンチは利いている。恐れず、たゆまず、ひるまずに音を再生、痛快だ。音質でなく音量で勝負するような製品はこれまで、あまりいい印象はなかった。しかし、SPUといいこのトーレンスといい、量がでることも音楽鑑賞上の利点、魅力となる事を認識させてくれた。超オススメ。早い者勝ち！。

8月試聴できるアキュフェーズ製品のラインナップ。プリアンプがC2900、C-2300。パワーアンプがA-48。プリアンプがE-800とE-5000。あとは、ベースマンに常時あるプリアンプ・C-3900とパワーアンプA-75となっております。