オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ プリメインアンプ3機種・・うまく、性格を分けている。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ プリメインアンプ3機種・・うまく、性格を分けている。

アキュフェーズ・プリメインアンプ E-280、E-380、E-480。いずれも、アキュフェーズが、要求する性能を満たす製品。「その上、開発者の個性、考え方、感性を盛り込んでいる」と 3機種の試聴を終えた店主が語る。

3機種を同時に聴く機会は、意外に少ない。

E-280、「(音質が偏らず)バランスが取れている。ナチュナルで開放感(がある)」と店主。高SN比に裏打ちされた澄み切った音場空間に漂う残響成分が印象的。E-380、「これぞ、アキュフェーズ・トーン。高域がキラキラしている」。「オーディオ・ショウで初めて聴いた時、あーっ、これは、瑞々しく、彫りが深い(音だ)と思った。奥行きもある」。再生音がダイナミック。特に低域の陰影感、エネルギー感、瞬発力がバツグン。音が浮き出る。「E-280より(私にとって好みの音で、E-280を買うなら)ムリしてこちらを買う」。E-480、初めて聴くが、少々、比較試聴が不安だった。E-380に比べると、大人しい正統調の音。華々しさはない。ダイナミズムを特長とするAB級ながら、パワーを抑え込み、繊細な音を重視した印象。楽器の質感がいい。ただ、E-280の澄み切った高SN比、E-380-の瑞々しい躍動感に比べると、‘車窓から見る風景‘。目の前にガラス窓があるような気がして、”窓を開けて全景色を見て感動したい”といった感がある。「E-380(の音)は、奥(行き)があるが、E-480は(横に広がる)ワイドレンジ。E-280と同じ傾向の音」と店主。「(3機種は)値段以外にも音質に違いがあるのが、試聴して(初めて)判った」と続けた。

バランスのE-280か、瑞々しさのE-380を取るか、一歩引き下がったE-480で音楽を嗜(たしな)むのか、是非、この機会に聴いてみてください。

2021年 1/7 追加 年明け早々、アキュフェーズのプリメインアンプ3機種を聴かれたお客様。「欲しいが、ちょっと、予算が足りないなぁ…」。たまたま、整備が終えたばかりのアキュフェーズ・E-306Vがあった。比較試聴いかがでしょうか?と店主。お客様試聴して「聴き劣りしません。買います」。オーディオ ベースマン、比較して試聴、納得して購入できます。